【大人の恋の処方箋】苦手だった人を好きになった時、どうする?

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「ずっと苦手だったはずの人を、いつの間にか好きになってしまいました。趣味が合うとかでもなく、何より以前に『〇〇君と付き合う?ないわ〜』と本人の前で言ったこともあるので、苦しいです」

こんなことは、ドラマや漫画の中のお話かと思いきや、5,600件以上の恋愛相談を受けてきた私のところにも、よく寄せられます。

生きていると「ありえない」と思っていたことが起こることもあります。
今回は、苦手だった人を好きになってしまった時のふるまい方についてお伝えします。

1.まずは自分の心に正直に

そうはいっても、好きという気持ちが出てきたんですよね?
それなら、自分の心に正直になってみませんか?

今まで嫌いだった相手を好きになるのは、全くおかしいことではありません。
心理学用語で「好意の獲得―損失効果」 といいまして、嫌いな相手を好きになることは、よくあるのです。

今まで相手に対してツンケンした態度を取っていたから、いまさら“好きですアピール”、なんてできないと悩むことも多いと思いますが、その悩みは自分のプライドを小さくしていくことでしか解決できません。
プライドは一切捨てて、相手を好きになった自分を受け止めることができるといいですね!

2.昨日より笑顔を心掛ける

今まで以上に笑顔で、楽しそうな表情をしていれば、少しずつ好意は伝わるもの。
態度を一変するのは無理でも、昨日より少しだけ笑顔を心がければ、相手からの印象はだいぶ変わって見えるでしょう。

今までの付き合い方にもよりますが、ほんの少し優しくしたり、彼のことをほめてみたりするのがいいでしょう。

片思いに限らず、人と会う時「こういう人だろう」という予測で相手を見るというのは、全ての世代でよくあるパターン。
その予測があなたの理想とかけ離れている場合「嫌い」と感じるのです。

嫌いだと感じている状態では、その人に対しての評価は低め。
相手への評価が低いからこそ、何かのきっかけでその評価がぐんとアップする可能性を秘めているのです。
つまり、元の評価が低いため伸び率が良いということですね!

何とも思っていない人にほんの少し優しくされたからといって、すぐ好きにはならないと思います。
ところが、自分が嫌っている人から優しくされたら、少し「あれ?」と思いますよね。
この「あれ?」という感覚がどんどん積み重なって、相手への好意へと発展していきます。

嫌いだった人を好きになるって、こんなメカニズムなんです。

「私のタイプはこういう人」と、目標があるのもいいですが、恋愛の場合は目標から外れても
「今はそういう状態なのね」と、現状にOKを出すと、思いのほかうまくいきますよ!

【大人の恋の処方箋】苦手だった人を好きになった時、どうする?はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

橘つぐみ

恋愛コンサルタント。つぐみ恋愛相談所代表。テクニックだけでなく、ポンポンッとうまくいく雰囲気も教えるコンサルや勉強会が人気。著書は『野性の勘で恋せよ乙女!(講談社)』、『最終彼氏の見つけ方(大和出版)』他。2児の母。