【トレーナーが伝授】足首の揺れを改善するトレーニング
リカバリートレーナーの伊藤晃一です。
先日、筆者が街を歩いている時、可愛らしい20歳前後のカップルが目の前を歩いていました。
彼氏はシャツにジャケット、彼女はヒールにワンピースと、ふたりでオシャレをしている様子を、微笑ましく感じていたのですが、次第にムードはピリピリと険悪に……。
内容までは分かりませんが、カップルは歩きながら口論をしている様子です。
おやおや……と思いながらふと目をやると、筆者はあることに気付いてしまったのです。
彼女の足首が、ずっと揺れているではありませんか。
ヒールの高さは7〜8センチほどのものでした。一歩彼女が踏み出すたびに、足首が不安定に小さく揺れます。
彼女は、疲れてしまったのか、もしかしたら痛みを感じていたのかも知れません。
みなさんの足もとはいかがでしょうか。
その疲れやすさ、もしかしたら、足首の安定性の欠如によるかもしれません。
今回は、安定性を向上させるためのトレーニングを習得していきましょう。
ボールを使ったバランストレーニング足もとの不安定性の原因は、捻挫などの怪我や、習慣による筋バランスの崩れによる事が多く考えられます。
スクワット動作を使用し、安定性やバランスの向上にアプローチをしていきましょう。
今回は道具を使用します。
写真のようなボールをお持ちではない場合には、何か不安定なものを足の下に置いてください。
バスタオルを筒状に丸めた状態のものでも構いません。
まず椅子に座った状態で、ボールを踏んだ姿勢を作ります。
この時背筋はスッと伸ばし、お腹に力を入れます。
出典: Woman Wellness Online
ゆっくりと立ち上がってみましょう。
写真では膝に手をついておりますが、出来るだけ手の力に頼らず、足の力で立ち上がることが重要です。
この時、足の裏や、足首が、揺れたり、動かないように意識をしてください。
出典: Woman Wellness Online
そのまま下半身の力をしっかりと発揮して立ち上がります。
この動きを10回繰り返してみましょう。
慣れてきたら、お尻が椅子につくかつかないかのところで、繰り返し行いましょう。
呼吸を止めずに行います。
この動作や、負荷に問題なければ、椅子を使わずにしゃがみ込み動作を行ってみましょう。より難しくなったことでフォームが崩れていないか、しゃがみ込みの深さがきちんと出来ているかを確認してください。
慣れてきたら、回数やセット数を増やしてみましょう。
足もとの不安定性の改善は、トレーニングの反復は勿論ですが、意識の持ち方がとても重要になります。
ぜひ日常から動作の確認をしてみてくださいね!
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【筆者略歴】
伊藤晃一
トレーナー歴14年、現在まで15000セッション、1500名以上の方々を指導。俳優としても活動中。22歳の時にパーソナルトレーナー養成コースを受け同年デビュー初月から100本以上のセッションをこなす(友達から伝説だ!と言われました(笑))。29歳の時に渡米、ニューヨークにて出張パーソナルを中心に歌手、起業家、翻訳家、デザイナーの方達を指導しながら、NewYorkFilmAcademy(俳優学校)にて演技について学び、英語を習得。2009年帰国、自分のスキルを更に伸ばすためヨガ、ピラティス、マスターストレッチ、ファスティング(断食)資格を取得し“五感を満たせる快適な空間”でトレ ーニングを行ってもらいたいという思いから三軒茶屋にStudio Carpe Diem(カルペディエム)をオープン。“一生涯、自分の足で健康に歩き続けられるために”をコンセプトに、“運動の主治医”として“運動”、“食事”、“水”をお一人お一人に合わせてご提案しながら全国各地で活動中。