ユーヴェとは理解し合えず…ダニ・アウヴェス語る
『L'Equipe』は12日、パリ・サンジェルマンに加入したブラジル代表DFダニ・アウヴェスのコメントを掲載した。
ユヴェントスとの契約をわずか1年で解除したアウヴェスは、噂されていたマンチェスター・シティではなく、パリ・サンジェルマンへの入団を決めた。
突然の退団の理由は?そしてPSGを選んだ決め手は何なのか?アウヴェスは以下のように語ったという。
ダニ・アウヴェス
「まず最初に、(ユヴェントスでは)僕は多くのトラブルを抱えていたんだ。彼らは僕を理解していなかった。ピッチ内でも、ピッチ外でもね。
時間がかかった。僕が考えていることと、彼らが考えていることを結びつけるまでにはね。僕がもたらすことが出来るものは、ドレッシングルームの中での良い変化だよ」
(ユヴェントスで不満があった?)
「例えば、ドレッシングルームで音楽をかけることが許されていなかった。僕は音楽なし、ダンスなしでは生きていけないんだ。
全てのルールを変えてやろうなんていう狂った人間ではない。誰もがそれぞれの方針を持っているし、自分の盛り上げ方も違う。それを他人に伝える方法もね。
僕は雰囲気を楽しむことを好むんだ。我々はそうするための方法を見つける必要があった。チームの利益を考えていた。
最初は少し疑いの目で見ていたが、徐々に改善していった。そして我々は後半戦で良い形になった。
人生というのは興奮を必要としているんだ。自分の道から離れていかない限りね。
僕は自発的な人間だし、懸命で健康だ。他の人を傷つけたり、煩わせたりしようとはしないよ」
ダニ・アウヴェス
(グアルディオラ監督のマンチェスター・シティを断った?)
「グアルディオラとは話したよ。僕は自分の決断の理由を説明した。
我々は共に多くのことを経験したから、非常に深い関係を持っている。その点が、物事の理解を助けてくれた。
彼が理解してくれたかどうかはわからない。しかし、僕は結局何らかの決断は下さなければならないものだ。
一つの理由だけでここに来たわけではない。第一に、PSGのプロジェクトは壮大なものだ。
明確にしておきたいのは、PSGがこれまで達成してきたことの全てがあまり評価されていないという点だ。しかし、このクラブは世界的な存在に近づいていると思うよ。
このクラブにはたくさんの友達がいて、どのように物事が動いているかを垣間見ることが出来た。数日おきに電話をかけていたよ。
彼らはこのクラブのプロジェクトや野望を説明して、ぼくを納得させようとしてくれた。
もう一つ言いたいことは、妻の幸せを考えたという点だ。パリのような魅力的な街で時間を過ごせるという見通しだ。
ユヴェントスに行くことを決めたのは、自分自身だった。誰の意見も聞かなかった。皆は望んだような生活のクオリティを得られなかったが、僕についてきてくれた。
したがって、僕は全てのことを考慮に入れて、今回の決断を下したんだ」