プレゼントの与えすぎで批判された母、今年も大量に用意(出典:http://metro.co.uk)

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欧米では12月24日の夜、クリスマスツリーの下にプレゼントを置いておく家庭が多い。だが昨年、大きなツリーが隠れて見えなくなってしまうほど大量のプレゼントを自身のインスタグラムに投稿したイギリスのある母親が、「子供への虐待」と言われ激しい批判を受けた。しかし、この母親は世間の批評など「大きなお世話」といわんばかりに、今年も多くのプレゼントを用意しているという。英紙『Metro』など複数のメディアが報じている。

イギリスとアイルランドの間に位置するマン島でホリデー用のコテージを経営しているエマ・タッピングさん(36歳)は、14歳と10歳の娘、2歳4か月の息子の母親だ。昨年のエマさんは1,500ポンド(約22万円)をかけて、3人の子供たちと夫に300個ほどのクリスマスプレゼントを購入し、それをツリーの周りに置いた光景をSNSに投稿した。

するとエマさんの投稿はたちまち炎上、「子供に物を与えるのがクリスマスではない」「こんなに与えて子供は感謝を知らずに育つ」「甘やかしすぎだ」「こんなに物を必要とするのって、生活に何か大切なものが欠けているのでは」といった批判が押し寄せ、「子供を虐待している」とまで言われる事態となってしまった。

否定的なコメントの数々にエマさんはショックを受けた。しかし彼女は「私が自分の子供にしていることはあなたたちには関係ない」と反論、今年もさらに多くのプレゼントを用意しているという。

「昨年は1人87個ぐらいあげたけれど、今年は96個ずつぐらいかしら。私が子供を甘やかしているって批判されたけど、学校で必要なものとかもこのクリスマスにプレゼントとしてあげているの。それにウチは海外旅行にも行かないし、普段プレゼントも与えていないわ。年中甘やかしているわけじゃないから、クリスマスぐらいは子供たちを甘やかすということのどこが悪いのかしら」とエマさんは語る。

ちなみにイギリス人は、1人の子供に平均14個のクリスマスプレゼントを用意するそうだ。それに比べて、エマさんの子供たちへのプレゼントの数ははるかに多い。しかし「うちは1人の娘に500ポンド(約7万4000円)ぐらいは使う。大きくて高価なものを買わないからプレゼントの量が多いだけであって、別にそれが子供を甘やかしているとは限らないのではないか」「プレゼントの数が多いからってそれが何?」という声や、「彼女のお金なのだから、どのように使おうと私たちには関係ないはず」とエマさんを擁護する意見もあがっている。また「これだけたくさんのプレゼントをもらった子供たちが、今度はどこへしまうのかしら」といった素朴な疑問も見られた。

次女のエラちゃん(10歳)は、昨年のクリスマスプレゼントを全部開けきれずにそのまま部屋に置いてあるそうだ。それでもエマさんは、「プレゼントを開ける時に見せる子供たちの表情は、お金では買えないものだから」と話している。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)