プロが教える、タイプ別「冬のほうれい線」ケア法

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メイクでは隠せない、ほうれい線。ほうれい線があるだけで顔が老けて見え、気分も下がってしまいますよね。パソコンやスマートフォンの利用で長時間下向きの姿勢が続くことでも、ほうれい線ができやすくなると言われており、しかも冬は乾燥も加わって特に気になってしまいます。

そこで今回はエステティシャンの筆者が、冬のほうれい線をケアする方法をご紹介します。簡単なので取り入れられるところからスタートしてみてくださいね。

■洗顔後すぐに化粧水をしないとつっぱるタイプ

よく、洗顔後にキュッキュッとしていないと汚れが落ちていないと感じる人がいますが、そんなことはありません。洗顔の仕方を変えて、乾燥しにくい肌を作りましょう。

筆者がお勧めする洗顔は、洗顔フォームの泡で押し洗いをすること。肌に手は触れず、泡のみで洗うことで肌への負担を最小限にとどめることができます。

それでもつっぱる場合はクレンジングのみにして、洗顔は2日ほどサボってみてください。または、マイルドな洗顔フォームに変えることも、冬の乾燥肌には必要な場合があります。

 

■日光にあたる機会が多いタイプ

冬でも紫外線は降り注いでいます。そのためUVケアは毎日行いましょう。また、夜のスキンケアは十分化粧水を浸透させ、オイルなどで油分を補うと翌朝ふっくらとした肌を実感できます。

 

■猫背や肩こりが気になるタイプ

ほうれい線に関係があるのかと思うかもしれませんが、猫背の状態や肩こりが続いていると血流が悪くなります。血液は肌に必要な栄養を運んでくれますが、その栄養が十分に巡らないと、乾燥やたるみを招くことに繋がります。

また、血流が悪いと“むくみ”もひどくなり、ほうれい線を強調することがあります。日頃からストレッチの習慣をつけるとよいでしょう。

オススメのストレッチは“ひねる”ストレッチです。頭、首、肩、背中、腰、すべてをツイストするイメージで行いましょう。腰は立ててお腹は引き締め、視線は遠くを見るようにしましょう。

腰の反りすぎ、首がひねられていないのはNGです。

  

■気づくと口が開いているタイプ

口の周りの筋肉や頬の筋肉が衰えている可能性があります。現代人は、硬いものを食べないことやパソコンの普及で表情筋が衰えている人が増えたと言われています。表情筋の筋トレを行うと血行が促進されて栄養が巡り、リフトアップにも繋がります。 

オススメの表情筋のトレーニングは、「あ・い・う・え・べー」です。前を向いて行うパターンと、上を向いて行うパターンを各15回ずつ行いましょう。ポイントは、顔の筋肉を使っているという意識を持って行うことです。

 

いかがでしたか? 自分に当てはまると思うものを行うだけでも肌のハリがよみがえり、ほうれい線が目立たなくなります。この季節、忘年会が続く人も多いかと思いますが、睡眠不足や暴飲暴食はほうれい線にも悪影響です。休日はできるだけゆっくり過ごし、体も肌も休めましょう。

 【筆者略歴】

山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ Tatyana Dzemileva / shutterstock