iPhone 7/Plusホームボタンの「押し込んだ感触」は好みの強さに変更できます:iPhone Tips Best
※以前掲載したTipsのなかからとくに便利なものを厳選してお届けしています

iPhone 7/7 Plusでは、ホームボタンの仕様や強制終了にともなうボタン操作が、これまでのiPhoneから大きく変わりました。ホームボタンは物理的に「押し込む」のではなく、タッチセンサーをベースとした仕様に。物理的には動きませんが、押した際には指に押し込んだ感触を模した振動が伝わって、タッチがわかる仕組みとなっています。
合わせて、強制終了の操作などでホームボタンを使用しないようにも変更されています。

実はこのホームボタン、タッチした際の振動の強さなどを好みに合わせて設定できます。使いやすく調整して、新しいボタン操作に慣れましょう。

【ギャラリー】iPhone 7/7 Plusのボタン操作を使いこなす方法 (3枚)

ホームボタンの振動の強さを調整する

iPhone 7/7 Plusのホームボタンは「感圧式」に変わりました。ホームボタンを押すと内部のタッチセンサーが圧力を感知。合わせてTaptic Engineと呼ばれる小型モーターが振動を発することで「ホームボタンを押した」という感触を指先で知ることができます。

従来のiPhoneは実際のボタンでしたが、7/Plusではこのように機構が大きく変わったため、使い慣れるまでは若干の違和感を感じる方が多いようです。

こうした違和感への対策や、あるいは使い方に合わせた設定として、ホームボタンの振動の強さは3段階で調節が可能。「設定」アプリから変更できます。
自分に合った振動の強さを見つけて、新しいホームボタンを使いやすくしましょう。


▲「設定」アプリを開き、「一般」 「ホームボタン」の順にタップ(左)。次画面で(1)(2)(3)のどれかひとつをタップ。ホームボタンを押し、実際の振動を確かめよう。振動の強さを決めたら「完了」をタップ(右)

なお、振動は数字が増すほどに強くなります。もっとも強い(3)は、ホームボタンを押した感覚をしっかり感じたい人におすすめと言えます。

この新機構のメリットは、故障率が減ること。従来のホームボタンは物理的な移動があるため、Siriの呼びだしやアプリの終了時に何度も押し込んでいると、摩耗や細かなホコリの侵入などによって感度が弱くなることがありました。

ホームボタンはiPhone操作の中核なので、故障するとかなり大変です(困った経験のある方もいるでしょう)。対して新しい"感圧式"のホームボタンでは、こうした押し込みによる故障のリスクを減らせるというわけです。

iPhone 7/7 Plusを強制終了する

また、いざというときに覚えておきたいのが、iPhone 7/7 Plusを強制終了する手順です。これは、電源ボタンと音量の下ボタンを同時に長押しします。従来のiPhoneと違い、ホームボタンは使用しないので注意しましょう。
なお再起動は従来通り、電源ボタンの長押しで行えます。


▲電源ボタンと音量の下ボタンを、10秒ほど同時に長押し。慣れれば片手でも2つのボタンを同時に押せる