秀岳館vs長崎東

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7回コールドで17奪三振!

田浦 文丸(秀岳館)

 秋の九州大会連覇を目指す秀岳館。1回に4番・廣部 就平(2年)の2点タイムリーなどで3点を先制すると、2回にも2点を加えた。5回には先頭の廣部がレフトスタンドへ本塁打。これをきっかけに3点を加えてコールドゲームの展開に持ち込んだ。

 投げてはエース・田浦 文丸(2年)が6回までノーヒットピッチング。7回に長崎東の4番・三浦 卓朗(2年)に初ヒットを浴びるが、終始安定した内容で7回17奪三振完封。万全の滑り出しで初戦を突破した。

「田浦はバッティングの方(2安打)で引っ張っていましたね。ピッチングはまだまだですが、17個も三振をとったのだから褒めてやらないといけないでしょう」と鍛治舎巧監督はエースのピッチングを評した。

 夏の甲子園で敗れたベンチ前で、前主将の九鬼 隆平(3年)から日本一の夢を託された田浦は、「甲子園では何か一つが足りなかった。自分自身は調整ミスでした。もう一度甲子園に行きたい」と九州大会にかける思いを話す。さらに10月前半に行われた岩手国体では、宿舎が一緒だった履正社の寺島 成輝(3年)と話す機会があった。「ボールを潰す感じて投げていると寺島さんは話していました」と理想としている投手に言葉を参考にしている。秋の九州大会連覇、そして日本一へ向けて、左腕のピッチングに次も注目だ。

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