朝に気分が決まる!プロが教える「1日を気持ちよく過ごす」方法

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新しい1日の始まり。朝はできることならゆったりと、ゆとりをもって過ごしたいですよね。でも現実には出勤までの時間は、メイクやら着替えやらでバタバタしがち。

そんな中でも簡単にでき、朝に行うとその日1日が充実したり気持ちよく過ごせる、そんなヒントをご紹介します。

■朝一番にあなたが発している“言葉”は?

朝起きた時の第一声。あなたはどんな言葉を発していますか? 無意識だとしても人が発する言葉には力があり、何気なくポロっと言ったその一言が、自分の心や精神に大きな影響を与えています。

心理学で“自己成就予言”というものがあります。それは自分に対してある期待や思い込みを持つとそれが次第に深くなり、無意識のうちに言動に影響を与え、実際にそのようになってしまうというものです。

朝起きて「疲れた」と口にしてしまっている人は、実際には体が疲れていなくてもだんだん本当に疲れたように感じてしまいますし、「今日も仕事かぁ、いやだな」と頻繁に口にすれば、仕事が本当にいやなものになってしまいます。

これを防ぐためにもネガティブなことを言いそうになったら、すかさずポジティブなことに言い換えるようにしてみましょう。意識してポジティブな言葉を口にすることで、その日1日を前向きに楽しく過ごすことができます。

■日光を浴びて、少し早歩きで出勤する

精神を安定させてくれる効果があるセロトニンというホルモンは、通称「幸せホルモン」とも呼ばれています。このセロトニンは日光を浴びたり、リズム運動を行うことで脳内に分泌されます。

晴れている朝の出勤時、日光を浴びながら少し早歩きでテンポよく歩いてみましょう。そうすることでセロトニンの分泌が促されて心が安定した状態になり、その日1日を気持ちよく過ごすことができるでしょう。

特に女性は男性の約半分程度しかその総量がないといわれていますので、自ら積極的に増やしてあげる必要があります。

紫外線が強い時期は日焼けを気にして日に当たることを避けてしまいがちですが、これからのシーズンは紫外線も弱まってきますので、朝に適度に日に当たることで気分もリフレッシュできますよ。

■ストレッチやヨガ、呼吸法を取り入れる

自律神経の乱れはメンタルにも大きな影響を与えます。その自律神経を整える効果があるのがストレッチやヨガです。

加えてこれらを朝の時間帯に行うことで、身体と頭がシャキッと目覚めて心も軽やかになれます。朝のダルさを午後まで引きずってしまう……そんな方には特に最適です。

だけど、朝の忙しい時間にストレッチやヨガを行うのが難しいという方もいるかもしれませんね。そんな方にオススメなのが気軽に行える呼吸法です。

目を閉じて、鼻から目いっぱい息を吸い込む。そして口から吸い込んだ息をフーっと深くゆっくりと全て吐き出します。お腹で呼吸をすることを意識しながら、これを数回繰り返しましょう。そうすることで自律神経が整い、リラックスして1日のスタートをきれますよ。

これらは朝の忙しい時間帯でも簡単に行えるものですので、ぜひやってみてください。朝時間をどんな気持ちや気分で過ごすかで、その日1日が大きく変わってきますよ。

【筆者略歴】

大間秀章・・・心理カウンセラー&コラムニスト。企業や大学を対象に専任カウンセラーとして従事する傍ら、執筆活動も行う。専門分野は人間関係、恋愛、キャリア、メンタルヘルス、人生論など。Twitter

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※ Mila Supinskaya Glashchenko / Shutterstock