チップインバーディ締めにガッツポーズ(撮影:ALBA)

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<全米オープン 最終予選 ◇23日◇東広野ゴルフ倶楽部(7,053ヤード・パー71)>
 兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部を舞台に海外メジャー「全米オープン」の最終予選会を行われた。40名の選手が出場し、上位4人に入った池田勇太、谷口徹、宮里優作、谷原秀人がペンシルバニア州オークモントCCで開催される本線への切符を掴んだ。
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 谷口はこれが6回目の予選突破。全米オープンの出場回数は日本勢では尾崎将司の13回目に次ぐ10回に。先週の関西オープンには出場せず、4回の練習ラウンドを行うなど照準をこの予選会に合わせてきた。
 「出た人間にしかわからない“良さ”がある」メジャーへの思いを話した谷口。最近では予選会に出るのをギリギリまで考えるが、結局はエントリーして妻に「また出るの?って言われた」と笑っていた。
 谷口をひきつけてやまないメジャーの舞台。昨年は予選会のプレーオフで破れて出場を逃しただけに、今年は気合も人一倍。「開幕からパッティングが良くない」なかで、この日の2ラウンド目は13番と最終9番(※インスタート)でチップインバーディを奪取。18番では気合の入ったガッツポーズをみせ、思いの強さを感じさせた。
 「本当は若い選手が出ないとね」と複雑な思いもあるが、こればかりは実力の世界。今週は全英オープンの出場権がかかるミズノオープン、また国内メジャーのツアー選手権も控えている。「ここが踏ん張りどころ」。07年のオークモントで行われた全米オープンは予選落ち。向上心と闘志を忘れない48歳、その時のリベンジと残るメジャーの切符を狙いにいく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

【関西オープン編】