マラドーナ氏、古巣指揮官に苦言「ナポリの監督にふさわしくない」

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 現役時代にナポリで2度のスクデットを獲得した元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が、ナポリを率いるマウリツィオ・サッリ監督を非難した。14日付のイタリア紙『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 昨シーズンのセリエAでは5位だったナポリだが、今シーズンは開幕から3試合で2分け1敗の14位と低迷している。

 マラドーナ氏は古巣について、「3試合で勝ち点2は妥当なもの。なぜなら、不安を感じさせる試合をしているからだ。サッカーをしていない。それに守備は、大きな夢を抱かせるような落ち着きを与えていない。こんな試合運びでは、中位にたどり着くことさえできない」と不満を示した。

 そして、サッリ監督については「私はサッリに敬意を抱いているが、勝者のナポリにふさわしい監督ではない。サッリにはナポリが素晴らしい誕生日プレゼントを与えたようなものだ。私だったら、ベニテスを監督に残留させた。彼は仕事にも事欠くことはない。実際、レアル・マドリードの監督をしているのだからね。従って誰かがミスを犯したということ。我々はピッチで誰かが犯した過ちを見続けているんだ。デ・ラウレンティス会長は、ナポリの監督に経験豊富でチームを統治できる監督を任命する必要がある」とサッリ監督がナポリに適した指揮官でないと指摘している。