ワールドカップドイツ大会を機に現役を退いた元レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダンが、ワールドカップ決勝戦でのイタリアDFマルコ・マテラッツィに対する頭突きについては過去のことと‘Canal Plus Francia’に明かした。

「頭突きの件はもう忘れたよ。ただ、あの試合については脳裏から消えない。フランスのほうがイタリアより明らかに良かったからね。しかし、敗れたという事実は受け止めていかなければならない。先週水曜日(6日)のユーロ予選でのフランス代表は本当に素晴らしかった。僕はあの試合をソファに座って観ていたけれど、自分のことのように嬉しかったし、最高に幸せだった」。

ユーロ2008予選で世界王者イタリアに3−1と完勝した現フランス代表についてジダンは賛辞の言葉を送っている。

引退発表時には、引退後もレアル・マドリーに残り、子供たちに関わっていく仕事を計画していきたいと語っていたジダンだが、レアル・マドリーの大使としての仕事も協議中のようで、まだ具体的にははっきりしていないようだ。

「今は家族との時間を大切にしたい。それから、自分が果たすべき仕事を見極めていきたい」と語ったジダンは過去を振り返ることなく、現在、未来を見つめ第2のキャリアをスタートさせていく。