民主党代表代行で、党の耐震強度偽装問題対策本部本部長を兼ねる菅直人氏は26日、姉歯(あねは)秀次元建築士ら8人の関係者の逮捕について「耐震強度の偽装に関して、解体・退去を余儀なくされたマンション住民・ホテル経営者のみならず社会全体に建物に対する不安を与えたことは言語道断である」と同党ホームページに談話を発表した。

 菅氏は「刑事手続きに則り、この問題に対する政治家の関与も含めた真実の解明が行われることを期待するものである」と真相究明への党の要望を示した。 さらに、同氏は「法律上は何重ものチェックが行われることになっているにも関わらず、このような行為を長年見過ごしてきた建築行政の責任も極めて重大である」として、国の責任を指摘した。【了】

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民主党(姉歯秀次元建築士などの逮捕について)