イギリス在住者が伝授!挫折しない「英会話」の学び方
「英会話教材ジプシー」
こんな言葉を聞いたことはありませんか?
毎年、年初めになると、「今年こそは英会話を勉強するぞ!」なんて一念発起。
多額のお金をかけて、教室に入会してみたり、教材を買ってみるものの、春頃にはホコリを被って、結局何一つモノにならない……。
これって何故なのでしょうか?
■とにかく「毎日英語に触れ続ける」こと
“英会話”は覚えるだけじゃダメ。必ず意識的に“触れ続け”なければ、身にはなりません。そんなアテもないのに、長期的な目標のために頑張り続ける、というのは至難の業。
プロフェッショナルになるには10,000時間の継続努力が必要、という説もあります。ざっと10,000時間と言っても、いまいちピンと来ませんよね。
1日3時間勉強したとしましょう。それを毎日。すごく“頑張っている”と言ってもいいでしょう。それでも、1年でやっと1,000時間程度。これを約10年すると、やっと10,000時間です。
この、あまりに途方も無い数字に、もう早速挫折してしまいそうですよね。
そう、英会話を習得するのに1番の敵は「挫折してしまうこと」。でも、たったひとつのプロセスを経れば、続けるのって難しくないんです。
英語に泣かされ続けた英国在住の筆者が、日本に居ながらでも、挫折せずに英会話に取り組んでいける心構えを伝授します。
■「なぜ自分は英語をマスターしたいのか?」理由リストを作る
それは、「なぜ英語をマスターしたいのかを考える」ということ。
あなたは何のために英会話を覚えたいのでしょうか。その覚えた英会話を使って何をしたいのでしょう? 英語を活かした仕事をしたい? 外国に住んでみたい? 外国人の友達がほしい? 尊敬されたい? 自信をつけたい?
なぜ?を考えることによって動機に一本軸が通り、挫折しにくくなるんです。強い目的意識は、つらいときに続ける力を与えてくれます。継続のために理由をできるだけたくさん考えてください。手帳や紙に書き出してもいいですね。
理由はシンプルなものでOK。たとえば、「英語で外国のクライアントやお客さんをアテンドできるようになりたい」とか、「海外の映画やドラマを英語で理解したい」とか。リアルに達成できた自分像をイメージできることが大事です。
■理由が分かれば、すべきことが見えてくる!
「なぜ英語が必要なのか?」を考えると、自分が必要としている英語レベルが見えてきます。
到達したいレベルや目標が見えてくることによって何から着手するべきかもわかります。教室に行くのがいいのか、テキストや無料動画で独学か、進むべき方向性を定めやすくなるからです。
理由についてしっかり考え、そのうえで勉強しようと思ったら教材選びや教室探しを始めてください。なんとなくピンとこないとか、そんなに勉強したくないかも?という結論になったら、潔く、今は手を出すのはやめたっていいんです。
とにかく英語を勉強したいと思ったら、そのときにはまず理由から考えてみてください。途中で理由が増えたり減ったり、内容が変わることもあるでしょう。その時は理由のリストから加筆するなりすればよいのです。
その理由リストを大事にしましょう。これから勉強に費やす時間的投資を無駄にしないために。