米倉涼子や堀北真希も『浅草今半』の重ねすき焼き弁当には世話になっているようだ。
 秋の新作ドラマで米倉が主演する『ドクターX 外科医・大門未知子』(テレ朝系)は初回18.7%をとった。それが『浅草今半弁当』のおかげという情報が業界を走っている。
 米倉が撮影中に差し入れしていたものだが、これは掘北真希の成功を小耳にはさんだからだ。

 掘北は『梅ちゃん先生』(NHK)の撮影中、よく『浅草今半弁当』をスタッフに提供していたが、徐々に効果が出て平均20%前後を稼いだ。
 「1個1500円の弁当を100個入れたこともあります。むろん掘北の自腹でした」(NHK関係者)
 これを知った米倉は、ヒットの鍵はロケ弁にありと、掘北の手法を真似たのである。

 芸能界の差し入れといえば、数年前はゲンをかつぐ意味で、カツ弁当やカツサンドが多かった。
 「表参道の『まい泉』は人気がありましたね。とくにカツサンドの差し入れ依頼が多く、値段も手頃な777円と7並び。しかし、全体的にテレビ離れが進んでいたときで視聴率は上がらず、弁当に頼る視聴率アップ作戦の意味がなくなっていた」(芸能レポーター)

 一時、弁当差し入れが減った時期がある。理由は数を多く頼みすぎて、タレントが持ち帰って食べていたからだ。
 「よく持ち帰るのはバラエティータレントのKですよ。余っていたら4個でも5個でもビニールの袋に入れて持ち帰る。カロリー制限がある人なので、誰か他の人の分だろうと探ったら、ペットのようです」(芸能界事情通)

 米倉ドラマのヒットで好景気なのは『浅草今半』だけか。
(編集長・黒川誠一)