ハリケーンで公共交通が破壊されたNY：ギャラリー
ハリケーン「サンディ」で米国東海岸の公共交通網に大きな影響が出ている。ニューヨーカーは250万人（30％）以上が日常的に鉄道や地下鉄などの交通機関を利用しているが、多くが市内への移動や通勤ができなくなっている。
ニューヨーク市の地下鉄システムにとっては、操業108年で最も被害が大きくなりそうだ。
地下鉄を運営するメトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティー（MTA）のジョセフ・J・ロタ会長は、30日朝発表の声明で、イーストリバーの下を通る地下鉄のトンネル7本に浸水があり、イーストリバートンネルは完全に水没、ロングアイランド鉄道は停止せざるを得ないと述べた。
ラガーディア空港、JFK空港、ニューアーク空港も閉鎖されている。
※PATH（The Port Authority Trans-Hudson Corporation）は、ニューヨーク市とニュージャージー州のニューアーク市を結ぶ鉄道。ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社（Port Authority NY and NJ）が運営している。
ニュージャージー州ブリック。10月30日火曜朝、洪水のなかをカヤックで進み、祖母の家の確認に向かうカリー・ワグナー。
大型ハリケーン「サンディ」でワグナー氏の祖母の家は破壊され、巻き上げられてマントロキング橋（Mantoloking Bridge）の上にまで飛んでいた。
Consolidated Edison社の発電所に近いニューヨーク市14番通りで、複数の自動車が水に浸かっている。29日撮影。
メトロノース鉄道のオシニング駅。ボートが線路に乗り上げている。
TEXT BY DAMON LAVRINC
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮「ハリケーンで公共交通が破壊されたNY：ギャラリー」の写真・リンク付きの記事はこちら
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