平成24年度税制改正に伴い、2012年5月1日より自動車重量税が変更されてました。


今回の変更では、エコカー免税の対象がハイブリッドカーだけでなく、規程の燃費をクリアしたエンジン車に広がっていますが、同時に初年度登録から13年を経過したクルマ、18年を経過したクルマの自動車重量税が増税となっています。


たとえば、1.5t以下の自動車重量税(2年)は以下のようになります。


●エコカー減税適用アリ
エコカー減税免税対象車:免税
エコカー減税75%減税対象車:3,700円
エコカー減税50%減税対象車:7,500円


●エコカー減税適用ナシ
エコカー(本則税率):15,000円
13年未満:24,600円
13年超:30,000円
18年超:37,800円


なんと減税適用外で比較しても、18年超はエコカー(本則税率)の約2.5倍にもなる自動車重量税を負担することになっています。


長く乗るほど税負担が大きくなるというのは納得いかない、新車を作る方が環境負荷は大きいのでは?という反面、古いクルマは排出ガスのクリーン度で現代のレベルに劣りますし、また歩行者保護ボディという視点でいえば攻撃性が強いという面もあります。


単純に古いクルマいじめと捉えるのではなく、それぞれのメリット・デメリットを考える機会にしてみてはいかがでしょうか。


■自動車重量税の税率の変更について(平成24年改正)(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000029.html


(山本晋也)