不調で悩むバルサのエース、イブラヒモビッチ。CL対インテル戦では救世主としての活躍が期待されていたが、動きも重く、インテルの堅守を崩すことはできず、グアルディオラ監督は途中交代を命じた。

 リーガでは大事なアウェイのビジャレアル戦だったが、ベンチスタート。ボージャンがFWに入り、そのボージャンは得点を入れる活躍を見せた。後半から途中出場したイブラヒモビッチに対してはバルササポーターから励ましのコールがかかる程、メンタル面でかなりの落ち込みが見える。

 そんな状況の中、イブラヒモビッチの代理人を務めるミノ・ライオラ氏が、来シーズンに向けて新エースとしてバルサ移籍が噂されるバレンシアのビジャについて、「バルサのようなクラブがビジャのような素晴らしい選手を欲しがるのは当然のこと。しかし、もしズラタンのポジションでプレーしたいというなら家に閉じこもっていた方が良い。ズラタンのバルサにおける役目は変わらない。ベンチに居たいなら大歓迎だ」と語った。

 これから波紋を呼ぶようなコメントで周囲を驚かせるライオラ氏。さらに、CLの途中交代についても、「60分で代えられたのは残念だった。まだ何かできたかもしれない。もしプレーを続けていれば試合は違う結果になっていたかもしれない」とグアルディオラ監督の采配についてもコメントしている。

 明らかにフィジカルコンディションの悪さからか動きに精彩が無いイブラヒモビッチ。スタンディングプレーも多く、持ち味の豪快なプレーは欠けている。新会長になると売却に出されるかもしれないとも言われるほど、状況は良くない。いつも議論の焦点となるバルサのトップの位置。アンリも移籍が濃厚な今、バルサにはどんなタイプのFWが必要なのだろうか。

(スペイン通信)