元R・マドリーでASローマを経て現在はサンパウロでプレーするブラジル人SBシシーニョが、R・マドリー在籍当時のベンチ内の状況を暴露した。R・マドリー寄りで知られるマルカ紙はシシーニョのコメントを取り上げた。シシーニョは、「R・マドリーを退団した時、自由を得た感じだったね。囚人のようだったよ。チームの雰囲気は最悪。特にスペイン人がグループを作ってたからね」と明かした。

　本当に悪い思い出しかないといった感じのシシーニョ。今度は偉大なキャプテンとしてサポーターから崇められるラウルについては、「ラウルは特別な存在。ロッカールームで話されることは全てメディアに洩れていた。ロナウドがCMに出れば、太ってるからあいつはプレーできないとか言いたい放題。まさに“ラウル・マドリー”」だそうだ。

　「ロベルト・カルロスがいなくなってブラジル人の影響力はなくなってしまった。R・マドリーでは外国人に対しての扱いが悪い」とクラブ全体の批判もしている。最後に止めを刺すかのようにシシーニョは、「もう自分はR・マドリーにはいない。スペイン代表？代表には性格も良い選手が行くもの。スペイン人にとってラウルはそういう性格の持ち主ではないってことだね」と締めくくった。この爆弾発言に選手達はどんな反応を示すのだろうか。

（スペイン通信）