冬の移籍マーケットでR・マドリーが選手補強をするのは確実とされているが、その獲得候補としてプレミアリーグ、アストン・ビラに所属するアシュリー・ヤングとセリエA、インテル所属のマンシーニの名前が挙がっている。スポーツ・ディレクターのミヤトビッチ氏はすでに2人の獲得に動き出す模様だ。

 アシュリー・ヤングは今シーズン、アストン・ビラで飛躍的な活躍を見せ、多くのヨーロッパ強豪クラブが彼に注目を集めている。スピードに乗ったドリブル突破と強烈なシュートが持ち味で、プレミアリーグでもロングシュートを決めるなどフィジカルで非常に際立っている。23歳のアシュリー・ヤングは、左サイドウイングでプレーすることが多く、ベッカムとは逆サイドとなるが、精度の高いセンタリングはR・マドリー攻撃オプションの一つとして最適な選手と言える。

 マンシーニは、セリエAで豊富な経験を持ち、5年間ASローマに所属しカフーの代役として右サイドバックを務めた。今シーズンはインテルに移籍し5年契約を結んだが、モウリーニョ監督は彼をほとんど起用していない。攻撃的な選手ではあるがサイド、中盤、オーガナイザーと様々なポジションをこなせる万能さを持ち、フアンデ・ラモス監督にとっては使いやすい選手となるはずだ。

 ファン・ニステルローイ、ディアラ、デ・ラ・レッドが今季絶望となり、FWフンテラールに続くMFの補強が必須なR・マドリー。シーズン途中でチームに加わるのは容易なことではないが、新加入選手がどのような役割を果たすかで今シーズンの結果が大きく左右するだろう。

(スペイン通信)