フィオレンティーナのフランス人GKセバスティアン・フレイ(28)が21日、悲痛な面持ちでフランス代表を引退する意思を明らかにした。

「今後は自分の時間の全てをフィオレンティーナのために捧げたい。今後、代表に招集されることがあっても辞退するつもりだ。ユース時代から含めて10年以上も代表に関わってきたが、出場機会に恵まれることは少なく、代表のユニフォームへの愛着を証明する機会も少なかった。」

「ドメネク(フランス代表監督)からもチャンスを与えられることは少なかったが、彼に対する尊敬の念を損ないたくはない。また、無駄な論争に巻き込まれたくはない。俺が『次の試合に招集されるよう願っている』と発言するのも偽善的であり、うそ臭い。ドメネクのことはU−21の頃から知っているが、彼から説明を受けたことはこれまで1度もない。今回の招集(20日のスウェーデン戦)を見送られたことに大きな衝撃を受けた…。トレゼゲがそうであったように、俺も代表引退という決断にいたった」と説明した。