今季も無冠に終わってしまったバルセロナ。ライバルのレアル・マドリーにリーグ優勝をさらわれたばかりか、ロナウジーニョの移籍も囁かれ、「ひとつの時代の終焉」とまで言われている。5シーズンに渡ってチームを指揮し、チャンピオンズリーグ優勝という輝かしい成績をもたらしたライカールト監督もが今季限りで退団することを表明しており、チームは大きく変革する時期に差し掛かっている。

 問題は誰に指揮を任せるか。クラブはライカールトの後任として、バルセロナで黄金時代を築いたひとりであるグァルディオラの就任を決めたようだ。生え抜き選手であり、クラブと苦楽をともにしてきたグァルディオーラならば、フォンも納得の人事と言える。彼は今季、バルセロナBの監督を務めており、指導者としても順調なステップアップであろう。グァルディオラ新監督のもと、新生バルサの誕生が楽しみだ。