セリエA第20節リボルノ戦であげた2ゴールを加え15ゴールで得点ランキングトップをひた走るダビド・トレゼゲ(ユベントス)。リーグではかつてないほどの絶好調だが、フランス代表には昨年9月のスコットランド戦に敗れて以来、招集されていない。ドメネク監督がトレゼゲをトップに置くシステムでは勝てないと判断したと見られている。トレゼゲは、10月にフェロー諸島戦のリストから外れた際に「これから2ヶ月、代表去就について考えたい」と語っていたが、これまで結論を出していなかった。

 年明け最初のフランス代表の試合は、2月5日にDRコンゴとのA'代表戦、翌6日にA代表のスペイン戦が予定されている。27日に放映された日曜朝のサッカー番組「テレフット」に出演したトレゼゲは、「A'代表でも出場する気はあるか」と問われると、「まず個人的には、A'代表に何の意味があるのかわからない。それに代表だけが選手の目標ではない。まずはクラブに集中したい。いまのところ代表には、監督がより多く信頼を寄せるベンゼマのような選手が選ばれている。自分はチームになくてはならない選手じゃない。僕にとっても(代表が)なくてはならないものじゃない」と答え、代表引退こそ口にしなかったものの、選ばれなかったとしても未練はないとの態度を明確にしている。

 DRコンゴ戦、スペイン戦のフランス代表メンバーは、31日にドメネク監督から発表される。