リヨンのオラス会長が18日、ラジオ局RMCのサッカー番組「ルイス・アタック」(ベティス監督を辞任したルイス・フェルナンデス氏がバーソナリティー)に出演し、シルバン・ビルトールの退団が決定的であることを仄めかした。

 オラス会長は、「シーズン終盤にビルトールがとった態度にはがっかりさせられた。こんな形で終わるのは残念だ。いまは(移籍に向けた)最良の解決法を探している」と語った。

 ビルトールとクラブの関係は、4月末にパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍が報じられたあたりから、目立ってギクシャクしはじめた。5月初めにはそのPSGとの試合に招集されず、腹を立てたビルトールが練習を「サボった」と報じられた。その後、優勝を決めた夜に「ホテルで馬鹿騒ぎ」を演じたとされ、クラブから謹慎処分を受けている。

 昨シーズンは35試合に出場、12ゴールをあげてチームを引っ張ったビルトールだが、今季はケガもあり、出場22試合(うち先発12試合)、5得点と不満足な結果に終わっている。