休みの日に集中して筋トレは要注意? 疲れがたまるだけだった

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トレーニングは仕事と同じ日に

平日は仕事、夜はデートや会食。だから、トレーニングは週末に!そんなスケジュールを、あなたは立ててないですか?でも、意外にも、それは避けたいスケジューリングなのです

トレーニングで大事なのは、いかに体を休めるか、ということ。ずっとトレーニングをし続けていると、疲労が積み重なるばっかり。体の疲れをリセットするタイミングがなくなってしまって、体はどんどん疲弊してしまうんです。仕事にトレーニングにと、消耗しているのに回復できないというわけ。

だからトレーニングするなら、仕事のある日、つまりお休みじゃない日に。交感神経を優位にして、元気に頑張るべき平日は、仕事もトレーニングもする日。トレーニングを朝行えば活力を生み出し、夜は昼間の仕事の疲れをリセットしたり、血流や気の滞りを解消することができます。

疲れている時は休んでいい?

平日にトレーニングを入れたほうがいいのはわかったけど、仕事で疲れている時は、休んだほうがいい?いえ、それでも動いたほうが、実はいいんです。疲れ切っていて明日も仕事があるという場合も、運動をして体を活性化し、滞りを解消して、代謝を上げてから寝たほうが、結局体の回復がスムーズに。ジムに行かなくても、ひと駅分を歩いたり、ストレッチをしてから寝るといいのです。自律神経は、運動の10〜15分後に副交感神経に切り替わるもの。軽く動いた後に体を休めたほうが成長ホルモンが出やすくなり、アンチエイジング効果も発揮してくれるのです。

そして、休日の2日間は、心身ともにオフ!ゆっくりと休む完全休息日に。リラックスを目的として、軽めのストレッチ、緩めのヨガ、水風呂と湯船に交互に入る交代浴などで、意識的に全身を休める工夫をしましょう。

 

ライター:三上あずさ
出典元:『Training for Woman』Vol.1 「トレーニングするための知っておきたいライフスタイル術」/監修:山坂元一(ストレングス&コンディショニングトレーナー。VIDO代表取締役)