SNS用にスマートフォンでキレイに花火を撮る方法をアスキー編集部が伝授!

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7月も半ばとなり、いよいよ花火シーズンも本格化。大迫力の花火の光景を、キレイに写真に残したい、SNSで共有したい……という人のために、デジタルガジェットのことならおまかせ!のアスキー編集部が、スマートフォンで花火を上手に撮る方法を伝授!

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花火になるべく近い位置を選ぼう

スマートフォンの画角は、ほとんどの機種が人の視界と近いため、花火を眺める場所を前提に探せば大丈夫。撮影場所は近ければ近いほうがいい。スマホの場合、写る範囲が広いため、肉眼よりも遠くにあるように写ることを頭に入れておこう。天候については、晴れでも曇りでも、実はあまり変わらない。

花火前に周囲の人物をチェック

撮影場所は、背の高い人に囲まれたり、スマホを思い切り天高く掲げる人が多いと、花火撮影のジャマになってしまう。もちろん、自分がそんなアクションをしたら、後ろの人も同じ気分になるため、顔の高さ程度で撮るのがマナーだ。混み合った場所でわざわざスマホ用三脚を立てるのもマナー違反。手持ちでも十分撮影はできるので、無理に場所を取りすぎないようにしよう。

■ お手軽なのは”バーストモード”撮影

花火が打ち上がりはじめたら、まずはのんびりと夜空の花火を楽しもう。序盤の単発の花火は光量が足りず、とてもノイズが多いものになりがち。スマホの花火撮影は後半を狙うのがおすすめだ。後半に花火が連続して打ち上がると、周囲がとても明るくなるため、写真がキレイに撮れやすくなる。

iPhone 6なら、”バーストモード”撮影が連写でチャンスを稼げて、もっともお手軽。シャッター音が気になるようであれば、スピーカーの部分を指で軽く押さえておくといいだろう。打ち上がり始めたくらいから、広がりきるまで連写すると、いい写真を撮れる確率が上がる。

■ “ビデオ”撮影もきれいに撮れる

いったんビデオで撮影して、写真に切り出す方法もオススメ。iPhone 6以降であれば電子手ぶれ補正があるため、手持ちでも十分に録画できる。あとは撮影設定を60fpsに変更しておくことを忘れずに(設定→写真とカメラ→ビデオ撮影→1080p HD60fpsを選択)。撮影後には気に入った花火のシーンをスクリーンショット(ホームボタン+電源ボタンの同時押し)で保存しよう。写真の撮影よりもズームのかかった状態で撮れるが、花火を追いかけやすいのが魅力だ。

注意点としてはストレージの容量。あらかじめ不要な動画などを削除して容量を確保しておくと、撮影中にストレージが枯渇する悲しみを回避できる。

■ 自撮りはちょっと大変

花火を背景に入れての自撮りも可能だが、iPhoneのインカメラはアウトカメラほど高性能ではないため、あまり現実的ではない。また、花火に完全に背を向けて、画面ごしに花火が開く場所を確認しつつ撮影しなければならないので、撮影が非常に大変!撮影のタイミングとしては、後半に花火がたくさん打ち上がった時が狙い目だ。

■ アプリを使って花火をより色鮮やかに

SNSにアップロードする前にちょっと加工を加えよう。『Line Camera』の場合は「フェアリーテイル」「デリシャス」といった効果を選択するだけで、より”花火らしく”なる。iPhoneのアルバムから画像調整するなら「トランスファー」を選んでみるのもいい。慣れてきたら、彩度を調整してみたり、ビネットを調整してみると雰囲気が出てくるので、トライしてみよう!

■ おまけ:スマホ用三脚+リモコン

スマホ用三脚は、小型で折りたためるタイプが多いので、折りたたんだ状態でそのまま手で持って安定させることが出来る。iPhone対応のイヤホンならボリュームキーを押すことでシャッターが切れるので、組み合わせるとラクチン。

【編集協力=アスキー編集部/取材・文=林佑樹】