流れてくる餃子の状態を見極め、きれいにトレイに並べてゆく

最近ちまたでは「餃子(チャオズ)女子」も増えているようで、雑誌やテレビで餃子特集を組まれることも多い。

そんな中、双腕のロボットが一心不乱に餃子を作り、Pepperくんがオススメ餃子をお知らせし、変わり種餃子もいっぱいという、なんとも近未来(?)な餃子店が柏に出現したとの噂を聞きつけ、早速駆け付けてみた。

ロボ渾身のプレーンぎょうざvs 和菓子のようなスイーツぎょうざ


イートイン用の座席も108席(共用)あり

この店は、2016年4月25日にグランドオープンを迎える「セブンパーク アリオ柏」1階のFOOD BAZAAR内で営業開始する「ぎょうざ直売所 GYOZA LABO」。長崎ちゃんぽんでおなじみのリンガーハットが手掛ける新業態店だ。

「GYOZA LABO」の大きな特徴の1つは、ガラスで囲まれた厨房内に置かれた大きなロボット。スイス製、お値段約1200万円のアーム型ロボットが、生餃子のピッキングを担当することだ。

餃子のあんを包み、成形された生餃子がベルトコンベアで流れてくると、アームを器用に動かし、見事ピッキング。2本の腕を自在に使い、きれいにトレイに並べていく様子は必見だ。たまに不良成形の餃子が流れてくると、ピッキングせずに完璧にスル―。餃子ロボとしての使命をしっかり果たしてくれるのだ。


焼ぎょうざ(プレーン)10個¥432

注目ポイントはロボットだけではない。

餃子ロボが担当する生ぎょうざは、米粉をブレンドした皮が特徴。パリッと焼き上がり、もっちりした食感も十分に感じられる。厳選野菜と国産豚肉・鶏肉をブレンドしたあんとの相性もぴったりだ。


黒豚巻焼きぎょうざ3個¥378

ロボくんの担当ではないが、ほかに変わり種として、国産きくらげをふんだんに使用しコリコリした食感を楽しむ「きくらげ」、あんにシソとモザレアチーズを入れ、爽やかなシソの香りとトロリと溶けたチーズがたまらない「しそチーズ」、辛味肉味噌を練りこんだ「ピリカラ」、国産パクチーが食欲をそそる「パクチー」、プレーン餃子を国産黒豚バラロースで巻き上げた「黒豚巻」など、どれも一度はチャレンジしてみたいものばかり。すべてにんにく不使用なので、においを気にせず食べられるのもうれしい。


スイーツぎょうざ三色セット(単品)¥270 (※画像はイメージ)

変わり種はこれだけでは終わらない。その名も「スイーツぎょうざ」3種類もあるのだ。

「スイーツぎょうざ」と聞くと、キワモノのように感じるかもしれないが、なかなかどうしてこれがとてもイケるのだ。中身の「つぶあん」「かぼちゃあん」「さつまいもあん」がそれぞれ、米粉ブレンド皮のもっちり食感(ところどころ焼き焦げのパリパリ感もまた◎)とベストマッチし、福岡県太宰府名物の「梅が枝餅」のような優しく滋味深い味わいを満喫できる。

スイーツ餃子は醤油やタレではなく、「抹茶パウダー」「シナモン」「メープルシロップ」と一緒に食べることがオススメということもあり、惣菜というよりは和菓子として、餃子女子にも受けそうな印象を受けた。イートインでは、付け合せに塩昆布が付いてくるのだが、この塩昆布がいいアクセントとなり、甘い餃子もどんどん食べられる。テイクアウトする場合には、バターで焼くのがオススメとのこと。


つぶあんスイーツぎょうざ


さつまいもあんスイーツぎょうざ


かぼちゃあんスイーツぎょうざ

「GYOZA LABO」では、テイクアウト(生、焼き両方)とイートインの両方に対応。イートインでは、餃子15個と麦ごはんがセットになった定食メニューや、餃子5個と生ビールのセットなども展開する。

まったく新しい「GYOZA LABO」。ロボットくんの雄姿、スイーツぎょうざの革新性を体験せよ! ※店頭のPepperくんへの挨拶も忘れずに!


Pepperくんがお待ちかね!