カルビーでは以前、社内に数多くの指標を設け、その数値データから経営状況を判断する「コックピット経営」を進めていた。各データはコンピュータ・システムで事業ユニットごとに週次で集計されていたが、「すべてのグラフに目を通すには不眠不休で4日はかかる」という“社内伝説”が生まれたほどデータ量は肥大化した。エクセルで作成されたこの数値データは全社で共有され、会議でも通称「9面グラフ」(図表)を用いるのが基本と