木野瀬凛子、31歳。デキるオンナとして周囲から一目置かれる凛子は、実は根っからの努力型。張り詰めた毎日を過ごす凛子には、唯一ほっとできる時間がある。甘いひとくちをほおばる時間だ。これは、凛子とスイーツが織りなす人生の物語。◆これまでのあらすじ大手広告代理店営業部に勤める木野瀬凛子、31歳。得意先の大手食品メーカー広報部・秋坂の京都転勤の一報を受け動揺した凛子は、秋坂に好印象を抱いている自分にようやく気