米国の『フォックスニュース』などによると、アリゾナ州フェニックスのスターバックスで、妊娠8か月の女性がトイレの使用を拒否されたとして、物議を醸しています。

店員はトイレ使用を断固拒否

女性は地元のスターバックスに立ち寄り、トイレを使用したいので、ドアのロックを解除するためのコードを教えてほしいと申し出たところ、店員は「先に商品を購入する必要がある」と拒否したのだそうです。

彼女は緊急を要する状況で、「妊娠していて、今本当にトイレを使用する必要がある」と訴えたものの、店員は拒否し続けたといいます。外で待っていた夫を呼び、夫がクレジットカードを差し出しても、さらに、後ろに並んでいた女性が「私が商品を買うからコードを教えて。それを彼女に教えるから」と言っても、店員は断固拒否。「店を出て行かないと警察を呼ぶ」とまで言ったのだとか。

最終的に彼女は店を出て、近くのサブウェイでトイレを借りたそうです。

スターバックスをボイコット

これに対し、スターバックスは以下のような謝罪のコメントを出しています。

「私たちは顧客の期待に応えることができませんでした。私たちは謝罪しており、誤りを正すよう努めていました。この経験は容認できないものであり、私たちが店舗で提供するために努力している、お客様を歓迎し、尊重するサービスを示すものではありません」

ところが、彼女はこれに満足せず、再びこのようなことが起こらないことを期待して、母親のグループにこの話をしてスターバックスをボイコットしているといいます。

ネットではいろいろな意見が

この件に関して、ネットではいろいろな意見が出ています。

・この女性の気持ちになったら、店員は本当に失礼だと思う
・この店員はクビになるにちがいない
・物事には両面あるのだから、店員の話も聞いてみないといけないのでは?
・なぜこんなことがニュースになるの? スターバックスに行かなければいいだけでしょ

日本でも、コンビニで何も買わずにトイレだけ借りるのはどうか、という議論がありますが、多くの人は借りたら何か買ったほうがいいと思っているようですね。皆さんはこのケースをどのように考えるでしょうか。

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(リプトン和子)