サンタさんにお願い!「いじめられているお姉ちゃんを助けてあげて」8歳の少年の感動する手紙

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日本ではクリスマスはまだちょっと先というイメージがありますが、海外では9月に入るともうクリスマスモードに入るんですよ。両親が子どもたちに「クリスマスに何が欲しい?」と聞くのもこの時期です。

子どもたちは両親=サンタさんというイメージがないので、平気で高いものをお願いするモンスターと化します。あるアメリカの家庭でこんなできごとが起こりました。

ノースカロライナ州のあるシングルマザーが双子の娘と息子にサンタさんにお願いしたいものを手紙に書くように言いました。8歳の息子が書いた手紙を見たお母さんは泣き出してしまいました。

さんたさんへ

ぼくのママが、ほしいぷれぜんとについて、さんたさんにてがみをかきなさいといいました。

ぼくは、らじこんのくるまとへりこぷたーがほしかったけどもういりません。

らじこんのかわりに、ぼくのおねえちゃんをいじめからたすけてほしいの。

おねえちゃんは、なにもわるいことしてないのにいじめられてるの。

ぼくはおねえちゃんをいじめるやつにすごくおこっています。

いつもおいのりしてるけど、かみさまはいそがしいみたい。

だからさんたさんにおねがいしてるの。

おねえちゃんのたんじょうびがもうすぐだから、おねえちゃんのたんじょうびにおねえちゃんがほしいものをぜんぶあげてほしいの。

ほんとにほんとにおねがいだよ。らいあんより

ライアンの姉であるアンバーはADHDという発達障害を抱えています。同時に、同じ学年のこどもに比べるとだいぶ太っていました。

母親のカレンはアンバーにいつもあなたはかわいい、あなたは美しいと伝えようとしているのですが、母親もかなり太っているためことばに説得力がなく、アンバーは自分をとても醜いと感じていたのです。

母親のカレンはフェイスブックを通じてライアンの手紙を公開し、その手紙はアメリカを超え、世界中にシェアされて、世界的な報道機関であるCNNでも手紙の内容が取り上げられました。

大好きな姉のために、何かをしてあげたいと思った小さな男の子の書いた手紙は、いじめられている子どもたちに、家族が深い愛情を示してあげることの大切さ、そしてどんな子どもも決して差別されてはならないというメッセージを世界中に訴えています。

子どものSOSをしっかり受け止めてあげられるそんな大人でありたいですね。

参考:Eight-year-old asks Santa to help his bullied sister
http://ca.shine.yahoo.com/blogs/shine-on/eight-old-asks-santa-help-bullied-sister-165718412.html