女性の喫煙率が昨年より上昇 JTが2013年「全国たばこ喫煙者率調査」を実施

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日本たばこ産業株式会社が「全国たばこ喫煙者率調査」の結果を発表した。この調査は、全国の喫煙者の割合を把握することを目的に、1965年以降毎年実施している。今年度の調査は2013年5月に実施、対象者は全国の成年男女で、有効回収標本は19,630人。

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2013年5月時点での喫煙者率は全体で20.9%となり、前年度と比べて0.2ポイント減少した。また、喫煙者率から推計した全国の喫煙人口は2,195万人で、前年比で21万人減少している。

男女別に見ると、男性の喫煙率は32.2%で前年比0.5ポイントの減少、女性は10.5%で前年比0.1ポイント増加している。喫煙率そのものは男性のほうが高いが、前年の結果と比べると、男性の喫煙率は減少しているのに対して女性の喫煙率はわずかではあるが、上がっていることが分かる。

喫煙人口にすると、男性は対前年比27万人の減少となったのに対して、女性は6万人の増加となった。男女で傾向の違いはあるものの、全体では喫煙者率は減少していることが分かった。

「毎日吸う人」の平均喫煙本数は、男性が19.1本、女性は15.1本という結果となっている。

データは、2013年の成年人口は総務省統計局による2013年4月1日現在の概算値を使用。男性5,039万人、女性5,444万人。(2012年は2012年4月1日現在の概算値を使用。男性5,045万人、女性5,447万人)