(ネタバレ注意)アニメ「男子高校生の日常」第7話、教師の苦悩

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(画像:amazon.co.jpより)
(C)山口泰延/スクウェア・エニックス・「男子高校生の日常」製作委員会

?男子高校生と兄
ファーストフード店。ヒデノリの兄・ユウスケは、ヨシタケの姉、そしてタダクニの妹の2人と向い合って席に座っていた。何やら、相談事があるらしい。
 
それは、弟達の事だった。意味のわからない即興室内劇を一緒になってやってたユウスケが彼らのリーダーという事で、今回呼ばれたのだそうだ。

そんな彼に、弟達を注意して欲しい、というものだ。

タダクニの妹は何度も彼らにパンツを盗まれており、ヨシタケの姉もクリスマスにひどい事を言われているのだと言う。

・パンツと、クリスマス
ユスウケには心当たりがあった。

ユウスケは知っていた。クリスマスに一人号泣するヨシタケの姉の姿を。そして、ついそれを口に漏らしてしまった。
 
何故、彼がそれを知っているのか。携帯の写メールで見せてもらったに違いないとふんだヨシタケの姉は、さっそくタダクニの妹にユウスケを取り押さえさせ、ユウスケのポケットを探った。
 
そして、そこからは揺るぐことのない決定的な証拠が出てきたのだ。
 
それは、携帯ではなかった。では、一体何だったのか…?

?男子高校生とありのままの自分
ヒデノリは、河川敷に座ってメールを操作していた。すると、背後に気配。現れたのは、いつしかの文学少女だった。また、捕まってしまった。
 
彼女は、ヒデノリに声をかけようと右往左往している。どうやら、以前ヒデノリが発した言葉に思わず吹き出してしまった事を謝ろうとしているようだ。ヒデノリは、ただ黙って背中を向けたまま座っていた。すると…。
 
風で、少女の鞄から大量の原稿用紙が宙を舞い、飛んでいった。急いでそれを拾いにいこうとして、つまづく少女。手を怪我し、予めもっていた絆創膏を取り出すも、うまく箱があかない。

少女は諦めて、再びヒデノリの背後に立つ。

そして、ペットボトルでお茶を飲むもむせてしまい、くしゃみで鼻水まで出してしまった。さらに、とりだしたティッシュがまた風で舞い、飛んでいってしまった。

ティッシュを急いで取りに行こうとかけだすも、またも躓いてしまい、両足でヒデノリの首をはさむ形で倒れこんでしまった。

男子高校生と文学少女。さて、この気まずい状況、背中を向けて座り、川を眺め続けているヒデノリはここからどうしたら良いのだろうか。

?男子高校生と進路
真田北高校、ヨシタケ達のクラス。先生は、進路調査の為に生徒達に進路調査票を配り、今それらを回収した。
 
第一希望 神田川。そんな文字が見えた気がした。真面目に書いたか?と尋ねるも、男子高校生達は無言。嫌な予感がした先生は、アンケート用紙に目を通した。

「第一希望 中学生」

先生は机を叩き、男子高校生達に真面目にやるよう強く訴えた。

「第一希望 地縛霊」

本当に死んだ方がいいと、先生は頭をかかえて机を叩いた。

「第一希望 スポーツ冒険家」

先生は、進路調査票を地面に叩きつけた。

「第一希望 先生のお嫁さん」

女である先生は、声を上げて気持ち悪がった。

「第一希望 サイエンスエンターテイナー」

意味がわからなかった。

「第一希望 弁護士になりたくない」

なら書くなよと、先生は机に上から拳を叩きつけた。

「第一希望 大学進学」

ようやく、まともな答えが出てきた。先生は、じっとその進路調査票を見つめた。男子高校生といえば、進路を考えるならば大学進学は妥当だろう。

この中にも、まともな生徒はいたのだ。先生は、机の両端に手をかけた。喜ぶのかとおもいきや、先生の様子がおかしい。先生は、一体その答えに何を思ったのか…?

男子高校生の日常 第7話
目の前にヨシタケの姉とタダクニの妹。これは何の拷問なのか。下手なそぶりを見せたら軽く骨の1本や2本は折りにきそうなこの2人、座っているだけで威圧感があった。

しかし、そんなヨシタケの姉がぽつりとつぶやいた言葉。それは、ユウスケに惚れたのだろうかと思わせるものだった。もしかしたら、今後進展があるのかも?

すぐ近くに立つ。お互いの事を多少知っているものの、会話をした事がないのでなかなか話しかけづらい。そんな状況に立つケースもあると思う。目の前でどれだけドジを踏む姿を見せられようと、両足で首をはさまれようと、2人はまだ、会話をした事がない関係なのだ。

何か一声かければ済みそうだが、そこは思春期の高校生達。言葉を一声かける、そのアクションさえも重たいものなのだろう。ドジを踏み続ける文学少女と、それを無言で気遣うヒデノリ。良い関係なのかもしれない。

所で、先生を困らせる事に喜びを覚えた経験はあるだろうか。生徒はかまって欲しいあまり、何かとイタズラを考えるものである。

しかし、クラスの大半がそうだとすると、先生も大変そうだ。しかし、そういう事をするだろうと、こちらの性格をわかってくれている先生を、生徒達は慕うのだろうか。

【記事:フェイトちゃん】

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