キミは「ガンプラビルダー東西決戦」を知っているか?担当者が語った同企画への思い「素組みでも委縮せず、写真投稿を楽しんでほしい」
ガンダム45周年を記念して開催中のガンプラ企画「GUNPLA DUEL MISSION -ガンプラビルダー東西決戦」。ガンプラビルダーが東(#GDMイースト)と西(#GDMウエスト)の2チームに分かれ、ガンプラ作品のSNSへの写真投稿数や、ガンダムベースにて行われる代表作品同士のコンテストなどでポイントを競い合うSNS参加型バトルだ。
【写真を見る】東西決戦後半戦勝利報酬は「特別パッケージスリーブ付 HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」
2024年5月から8月にかけて行われた前半戦では、合計で1万投稿を超えるSNSでの参加、コンテストではGDMウエストから「ZZガンダム」と「フルアーマー・ストライク(サンボル風・成形色ベース)」の2作品が、GDMイーストからは「ユニコーンガンダムアムロ機」が優秀作品に入賞。ポイント総計では593ポイント差をつけ、8436ポイントを集めたGDMウエストが勝利した。
2024年10月11日から2025年2月2日(日)まで開催される後半戦でも、ガンプラビルダー同士の熱い戦いが予想される同企画。ウォーカープラスでは株式会社BANDAI SPIRITSホビーディビジョン グローバルビジネス部の落合翔平さんにインタビューを行い、SNSでのガンプラ対戦企画をはじめた狙いや、前半戦で感じた手ごたえ、エリア制ならではの発見について話を聞いた。
■チームに分かれてポイントを競う“ゲーム性”のある企画を実現
――「GUNPLA DUEL MISSION-ガンプラビルダー東西決戦-」開催の経緯・きっかけを教えてください。
【落合翔平】今年でガンダムシリーズが45周年ということで、この記念すべき年にガンプラでも何か、今までと違うキャンペーンを実施できないか?となりまして。大ヒットとなった映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の盛り上がりを継続させたい……という思いもあってスタートさせたのが、こちらの企画になります。その一方で、ガンプラというコンテンツにおいても、解決するべき課題がありまして……。
――具体的に言いますと?
【落合翔平】ガンプラをご購入いただいているユーザー様の人数は、ありがたいことに年々、増え続けている一方で製作したガンプラをSNSへ写真投稿までしてくださっている割合は少ないということが自社の調査で結果が出ています。やはりユーザー様それぞれに、製作されたガンプラの写真を投稿してもらってこそ、盛り上がっている感は出てくるので、まずは“写真を投稿する習慣”を広める必要があると感じ、こちらのキャンペーンをスタートさせた……という次第です。
2024年5月から2025年2月までというガンプラキャンペーンにおいては長期間で、なおかつ日本を東西に分けてチームで競うという、ゲーム的な要素を前面に押し出した企画になっているので、一人でも多くの方にご参加いただけるとうれしいです。
――同キャンペーンで楽しめる“ゲーム的な要素”について、具体的に教えていただけますか?
【落合翔平】『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の映画公開前後で「SEEDガンプラミッション」という同様のSNS写真投稿キャンペーンを実施していたのですが、こちらは多くのユーザー様に参加いただきました。内容としては、SNSの写真投稿数に応じて、ネオ・ジェネシスというガンダムの作中に登場する兵器にダメージを与えていく……といったもので、投稿数が目標値に達すれば兵器を破壊でき、最新のガンプラが手に入るという企画でした。これが非常に好評で、近年実施したガンプラキャンペーンの中でも、一番参加人数(SNS投稿数)が多く、X(旧Twitter)でもキャンペーンハッシュタグがトレンド入りするほど盛り上がった企画だったんです。
このときは“皆で協力して敵を倒す”ルールでしたが、現在実施中の東西決戦では、そこに対戦要素を取り入れてみて。こちらにも「おもしろい!」と思ってくださるユーザー様が大勢いらして、前半戦は大変盛り上がる形で終えることができました。
――昨今ではeスポーツが盛り上がっているように、そうした競技性のある試みが、これからは主流になっていくのかもしれないですね。ユーザーからの「おもしろい」という意見以外にも声は届いているのでしょうか?
【落合翔平】東西に分かれてチームで戦うので、そこで生じる連帯感に楽しさを感じてくださる方が多いですね。「現在、東or西が○○ポイントリードしています」といった感じで、こまめに進捗情報を発信しているのですが、それを見て「負けているから頑張ろう」とか、「このまま差をつけて押し切ろう」といったように、ユーザー様同士でもコミュニケーションを取られていて。自発的にどんどん盛り上げてくださっていることが、本当にありがたいです。
■データを通してガンプラユーザーたちの動向が明らかに
――今回のキャンペーンを通して、SNSに投稿されやすい日時や、一人当たりの投稿数など、ユーザーの動向に関してもデータが取れたと思うのですが、そのなかに新たな発見はありましたか?
【落合翔平】当初は、やはりお休みの日に写真を投稿されることが多いのかな……と思っていたのですが、実際に平日の投稿数と見比べてみると、そこまで変わりはなかったですね。投稿する習慣のある方は、平日でも学業や仕事終わりにガンプラを製作されて、どんどん写真をアップしてくださっているのかなと思います。それと、これはうれしい誤算でもあるのですが、東西の戦いが拮抗したことには、正直、ホッとしています。
――と言いますと?
【落合翔平】なにぶん、日本を東西に分けてSNSへの投稿数を競う……というのは初めての試みでしたし、日本列島で東軍と西軍を区切るにしても、その分け方で本当に拮抗するのか、確証もない状態でした。
ですが、いざ開幕したところ、100ポイントくらいの差で常に勝ち負けが変動するシーソーゲームの状態が続き、我々もワクワクしながら動向を見守らせていただきました。
――東軍、西軍は、ほとんど同じペースで投稿している感じですか?
【落合翔平】細かく見てみると、参加されている人数は東軍の方がやや多めで、一人あたりの平均投稿件数は西軍の方がやや多めになっています。エリアごとに投稿のスタイルにも微妙な違いが生じるのは、実際にキャンペーンを実施したからこそわかったことなので、本当にいろいろと勉強になっています。
――投稿される作品にも、東西で違いはありますか?
【落合翔平】エリアごとの違いというより、今回は映画の影響もあって、「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の作品が多いですね。それ以外ですと、今も根強い人気を誇るファースト(『機動戦士ガンダム』)や、若い世代に支持されている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のガンプラを使った作品が多く投稿されている印象です。
■素組みでも委縮せず、写真投稿を楽しんでほしい
――東西決戦は10月から後半戦がはじまりますが、同キャンペーンを含め、ガンプラをさらに盛り上げるための施策について、何かご意見がありましたらお聞きしたいです。
【落合翔平】東西決戦は8月31日まで行われたのが前半戦で、10月より後半戦がスタートしました。長期間の展開になりますので、ユーザーの皆さんを飽きさせないように、ここからさらに新しい仕掛けも導入していく予定です。ただ単に写真を投稿して終わり……ではなく、アプリゲームに近い感覚で“投稿そのものが楽しくなる”展開を考えておりますので、ご期待ください。何より、これまでのガンプラキャンペーンにはなかったレベルの景品数を用意していますので、奮ってご参加いただけるとうれしいです。
――ほかにもユーザーに伝えたいことはありますか?
【落合翔平】SNSへの投稿が活性化し、ハイレベルなガンプラ写真がたくさん投稿されるのは喜ばしいことなのですが、その一方で、素組みで製作された方が、申し訳なさそうに投稿されているのを見かけたことがあります。今回企画した「GUNPLA DUEL MISSION」は素組であっても、自分の所属する地域に1ポイントが加算されます。応募規約に則ていれば、どんな作品でもチームに貢献できる内容になっていますので、たくさんの方に投稿を楽しんでいただけるよう、そうした空気感を出すことにも注力しますので、どうぞ気軽にご参加ください。
そして、これからもガンプラ製作を楽しんでいただける企画を作って参りますので、当社 ホビー事業部公式X(旧Twitter)アカウント(@HobbySite)またはBANDAI SPIRITS ホビーディビジョン公式Instagram(@bandaihobbysite)をフォローいただき、今後の展開情報もチェックしてもらえるとうれしいです。
■GUNPLA DUEL MISSION
【概要】
ガンプラ写真のSNS投稿数、ガンダムベースのコンテスト入賞などでポイントを獲得し、東西でポイント数を競い合うガンプラ史上最大規模のSNS投稿型バトル。勝利したチームは景品の抽選権を総取りすることができる。
【開催期間】
・後半戦:2024年10月11日〜2025年2月2日
【ミッション】
・投稿数で競う!制作したガンプラを撮影して、指定のハッシュタグとともにSNSに投稿することで、1投稿につき1ポイント獲得可能。
・指定ハッシュタグ:東 … #GDMイースト/西 … #GDMウエスト
・コンテストで競う!
制作したガンプラをガンダムベース各店に持ち込むことで参加できるコンテストを開催し、エントリー作品から入賞者を選定。入賞者の所属地域にポイントが加算される。その他ミッションも実施中!
■<スペシャルミッション>
後半戦期間内に全3回ガンダム作品の世界観をテーマにしたスペシャルミッションが登場。現在は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を実施中!本作に登場する機体のガンプラや新規描きおろしイラストがゲットできるチャンス!
その他、前半戦以上の企画も追加予定!今後の展開もご注目ください!
取材・文=ソムタム田井
(C)創通・サンライズ
【写真を見る】東西決戦後半戦勝利報酬は「特別パッケージスリーブ付 HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」
2024年10月11日から2025年2月2日(日)まで開催される後半戦でも、ガンプラビルダー同士の熱い戦いが予想される同企画。ウォーカープラスでは株式会社BANDAI SPIRITSホビーディビジョン グローバルビジネス部の落合翔平さんにインタビューを行い、SNSでのガンプラ対戦企画をはじめた狙いや、前半戦で感じた手ごたえ、エリア制ならではの発見について話を聞いた。
■チームに分かれてポイントを競う“ゲーム性”のある企画を実現
――「GUNPLA DUEL MISSION-ガンプラビルダー東西決戦-」開催の経緯・きっかけを教えてください。
【落合翔平】今年でガンダムシリーズが45周年ということで、この記念すべき年にガンプラでも何か、今までと違うキャンペーンを実施できないか?となりまして。大ヒットとなった映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の盛り上がりを継続させたい……という思いもあってスタートさせたのが、こちらの企画になります。その一方で、ガンプラというコンテンツにおいても、解決するべき課題がありまして……。
――具体的に言いますと?
【落合翔平】ガンプラをご購入いただいているユーザー様の人数は、ありがたいことに年々、増え続けている一方で製作したガンプラをSNSへ写真投稿までしてくださっている割合は少ないということが自社の調査で結果が出ています。やはりユーザー様それぞれに、製作されたガンプラの写真を投稿してもらってこそ、盛り上がっている感は出てくるので、まずは“写真を投稿する習慣”を広める必要があると感じ、こちらのキャンペーンをスタートさせた……という次第です。
2024年5月から2025年2月までというガンプラキャンペーンにおいては長期間で、なおかつ日本を東西に分けてチームで競うという、ゲーム的な要素を前面に押し出した企画になっているので、一人でも多くの方にご参加いただけるとうれしいです。
――同キャンペーンで楽しめる“ゲーム的な要素”について、具体的に教えていただけますか?
【落合翔平】『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の映画公開前後で「SEEDガンプラミッション」という同様のSNS写真投稿キャンペーンを実施していたのですが、こちらは多くのユーザー様に参加いただきました。内容としては、SNSの写真投稿数に応じて、ネオ・ジェネシスというガンダムの作中に登場する兵器にダメージを与えていく……といったもので、投稿数が目標値に達すれば兵器を破壊でき、最新のガンプラが手に入るという企画でした。これが非常に好評で、近年実施したガンプラキャンペーンの中でも、一番参加人数(SNS投稿数)が多く、X(旧Twitter)でもキャンペーンハッシュタグがトレンド入りするほど盛り上がった企画だったんです。
このときは“皆で協力して敵を倒す”ルールでしたが、現在実施中の東西決戦では、そこに対戦要素を取り入れてみて。こちらにも「おもしろい!」と思ってくださるユーザー様が大勢いらして、前半戦は大変盛り上がる形で終えることができました。
――昨今ではeスポーツが盛り上がっているように、そうした競技性のある試みが、これからは主流になっていくのかもしれないですね。ユーザーからの「おもしろい」という意見以外にも声は届いているのでしょうか?
【落合翔平】東西に分かれてチームで戦うので、そこで生じる連帯感に楽しさを感じてくださる方が多いですね。「現在、東or西が○○ポイントリードしています」といった感じで、こまめに進捗情報を発信しているのですが、それを見て「負けているから頑張ろう」とか、「このまま差をつけて押し切ろう」といったように、ユーザー様同士でもコミュニケーションを取られていて。自発的にどんどん盛り上げてくださっていることが、本当にありがたいです。
■データを通してガンプラユーザーたちの動向が明らかに
――今回のキャンペーンを通して、SNSに投稿されやすい日時や、一人当たりの投稿数など、ユーザーの動向に関してもデータが取れたと思うのですが、そのなかに新たな発見はありましたか?
【落合翔平】当初は、やはりお休みの日に写真を投稿されることが多いのかな……と思っていたのですが、実際に平日の投稿数と見比べてみると、そこまで変わりはなかったですね。投稿する習慣のある方は、平日でも学業や仕事終わりにガンプラを製作されて、どんどん写真をアップしてくださっているのかなと思います。それと、これはうれしい誤算でもあるのですが、東西の戦いが拮抗したことには、正直、ホッとしています。
――と言いますと?
【落合翔平】なにぶん、日本を東西に分けてSNSへの投稿数を競う……というのは初めての試みでしたし、日本列島で東軍と西軍を区切るにしても、その分け方で本当に拮抗するのか、確証もない状態でした。
ですが、いざ開幕したところ、100ポイントくらいの差で常に勝ち負けが変動するシーソーゲームの状態が続き、我々もワクワクしながら動向を見守らせていただきました。
――東軍、西軍は、ほとんど同じペースで投稿している感じですか?
【落合翔平】細かく見てみると、参加されている人数は東軍の方がやや多めで、一人あたりの平均投稿件数は西軍の方がやや多めになっています。エリアごとに投稿のスタイルにも微妙な違いが生じるのは、実際にキャンペーンを実施したからこそわかったことなので、本当にいろいろと勉強になっています。
――投稿される作品にも、東西で違いはありますか?
【落合翔平】エリアごとの違いというより、今回は映画の影響もあって、「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の作品が多いですね。それ以外ですと、今も根強い人気を誇るファースト(『機動戦士ガンダム』)や、若い世代に支持されている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のガンプラを使った作品が多く投稿されている印象です。
■素組みでも委縮せず、写真投稿を楽しんでほしい
――東西決戦は10月から後半戦がはじまりますが、同キャンペーンを含め、ガンプラをさらに盛り上げるための施策について、何かご意見がありましたらお聞きしたいです。
【落合翔平】東西決戦は8月31日まで行われたのが前半戦で、10月より後半戦がスタートしました。長期間の展開になりますので、ユーザーの皆さんを飽きさせないように、ここからさらに新しい仕掛けも導入していく予定です。ただ単に写真を投稿して終わり……ではなく、アプリゲームに近い感覚で“投稿そのものが楽しくなる”展開を考えておりますので、ご期待ください。何より、これまでのガンプラキャンペーンにはなかったレベルの景品数を用意していますので、奮ってご参加いただけるとうれしいです。
――ほかにもユーザーに伝えたいことはありますか?
【落合翔平】SNSへの投稿が活性化し、ハイレベルなガンプラ写真がたくさん投稿されるのは喜ばしいことなのですが、その一方で、素組みで製作された方が、申し訳なさそうに投稿されているのを見かけたことがあります。今回企画した「GUNPLA DUEL MISSION」は素組であっても、自分の所属する地域に1ポイントが加算されます。応募規約に則ていれば、どんな作品でもチームに貢献できる内容になっていますので、たくさんの方に投稿を楽しんでいただけるよう、そうした空気感を出すことにも注力しますので、どうぞ気軽にご参加ください。
そして、これからもガンプラ製作を楽しんでいただける企画を作って参りますので、当社 ホビー事業部公式X(旧Twitter)アカウント(@HobbySite)またはBANDAI SPIRITS ホビーディビジョン公式Instagram(@bandaihobbysite)をフォローいただき、今後の展開情報もチェックしてもらえるとうれしいです。
■GUNPLA DUEL MISSION
【概要】
ガンプラ写真のSNS投稿数、ガンダムベースのコンテスト入賞などでポイントを獲得し、東西でポイント数を競い合うガンプラ史上最大規模のSNS投稿型バトル。勝利したチームは景品の抽選権を総取りすることができる。
【開催期間】
・後半戦:2024年10月11日〜2025年2月2日
【ミッション】
・投稿数で競う!制作したガンプラを撮影して、指定のハッシュタグとともにSNSに投稿することで、1投稿につき1ポイント獲得可能。
・指定ハッシュタグ:東 … #GDMイースト/西 … #GDMウエスト
・コンテストで競う!
制作したガンプラをガンダムベース各店に持ち込むことで参加できるコンテストを開催し、エントリー作品から入賞者を選定。入賞者の所属地域にポイントが加算される。その他ミッションも実施中!
■<スペシャルミッション>
後半戦期間内に全3回ガンダム作品の世界観をテーマにしたスペシャルミッションが登場。現在は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を実施中!本作に登場する機体のガンプラや新規描きおろしイラストがゲットできるチャンス!
その他、前半戦以上の企画も追加予定!今後の展開もご注目ください!
取材・文=ソムタム田井
(C)創通・サンライズ