コメダとマックの「月見バーガー」お得感があるのはどっち?値段&重さを比べてみると
月見バーガーは、マクドナルドだけにあらず。
食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
まだまだ暑い日が続きますが、食の世界は少しずつ秋の気配が漂ってまいりました。9月の中秋の名月にちなんだ風物詩的メニューとして思い浮かぶのが、「月見グルメ」。中でも多くの人にとってもっとも印象的なのは、1991年に発売されたマクドナルドの「月見バーガー」ではないでしょうか。
たまごの黄身を月に見立てた、日本ならではの季節感を楽しむ商品が大ヒットしたのです。それ以降他のファーストフード店でも月見メニューが続々登場するように……。
そうです、今や月見バーガーはマックだけの特権ではなくなり、各店が個性的な新商品を発売。今年は“月見バーガーの当たり年”と言い切って良いほど大豊作といえる状況なのです。
そこで今回は、大手ファーストフードやカフェチェーンで販売されている月見バーガーをずらりと実食。その中で特に感動したコメダ珈琲店の月見バーガーの魅力について、マックを基準にしながらご紹介していきたいと思います。
◆圧巻のボリュームに驚いた
9月4日からコメダ珈琲店ではじまった「コメダのお月見祭」。その看板メニューとして登場したのが、「お月見フルムーンバーガー」(750〜820円 ※店舗によって異なる)です。
大きなバンズにレタスとハンバーグ、チーズ、満月をイメージしたエッグオムレツが挟まるボリュームたっぷりなハンバーガーで、運ばれてきたときのドーンとした存在感には特別感がたっぷり漂っていました。
バーガーの重量を計測してみたところ、334グラム(筆者による計測、包み紙を含む)。マックの月見バーガー(440円〜)が163グラムだったので、重量は2倍以上に。最近のマックは決して安いわけではありませんから、食べ応えやコスパを考えると、コメダに軍配を上げる人は少なくないはずです。
◆バンズは超ビッグサイズ
スゴイのは重量だけではありません。
バンズの大きさはタテ12センチ、ヨコ14センチにもなるグローブ型のビッグサイズ。バンズの内側には辛子マヨネーズがたっぷり塗られていますが、辛子が苦手な場合は普通のマヨネーズにも変更が可能(マヨネーズ自体を抜くこともできます)。
秋に向けて食欲が高まりつつある中で、このサイズ感は確かな喜びにつながります。
◆やっぱり月見はとろけてほしい
コメダの月見が素晴らしいのは、多くの人々が月見メニューに望むであろう願望がしっかり満たされている点。
とろけてほしいのは、まわりのソースではなくタマゴ部分のはずです。満月をイメージして作られたエッグオムレツは表面がこんがり香ばしくありながらも、中身はとろ〜り絶妙なバランスなのです。
マックの固ゆで感やケンタッキーの目玉焼き風を残念に感じる人にはぜひ試していただきたいほど、完成度の高いオムレツに仕上がっています。
◆お肉の厚みは食べ応えに直結する
そして最後にお伝えしたいのが、パティ(お肉部分)の存在感。マックやバーガーキングがビーフ100%にこだわるせいか、パティの厚みは2ミリ程度でうすっぺらい中、コメダのハンバーグは1センチ厚。このボリュームに安心感を抱く人は少なくないでしょう。
月見バーガーはタマゴ部分も大切ですが、バーガー全体のバランスが整っているからこそ、月が輝くということを再確認できました。さあ気になる人はぜひお試しを!
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
まだまだ暑い日が続きますが、食の世界は少しずつ秋の気配が漂ってまいりました。9月の中秋の名月にちなんだ風物詩的メニューとして思い浮かぶのが、「月見グルメ」。中でも多くの人にとってもっとも印象的なのは、1991年に発売されたマクドナルドの「月見バーガー」ではないでしょうか。
そうです、今や月見バーガーはマックだけの特権ではなくなり、各店が個性的な新商品を発売。今年は“月見バーガーの当たり年”と言い切って良いほど大豊作といえる状況なのです。
そこで今回は、大手ファーストフードやカフェチェーンで販売されている月見バーガーをずらりと実食。その中で特に感動したコメダ珈琲店の月見バーガーの魅力について、マックを基準にしながらご紹介していきたいと思います。
◆圧巻のボリュームに驚いた
9月4日からコメダ珈琲店ではじまった「コメダのお月見祭」。その看板メニューとして登場したのが、「お月見フルムーンバーガー」(750〜820円 ※店舗によって異なる)です。
大きなバンズにレタスとハンバーグ、チーズ、満月をイメージしたエッグオムレツが挟まるボリュームたっぷりなハンバーガーで、運ばれてきたときのドーンとした存在感には特別感がたっぷり漂っていました。
バーガーの重量を計測してみたところ、334グラム(筆者による計測、包み紙を含む)。マックの月見バーガー(440円〜)が163グラムだったので、重量は2倍以上に。最近のマックは決して安いわけではありませんから、食べ応えやコスパを考えると、コメダに軍配を上げる人は少なくないはずです。
◆バンズは超ビッグサイズ
スゴイのは重量だけではありません。
バンズの大きさはタテ12センチ、ヨコ14センチにもなるグローブ型のビッグサイズ。バンズの内側には辛子マヨネーズがたっぷり塗られていますが、辛子が苦手な場合は普通のマヨネーズにも変更が可能(マヨネーズ自体を抜くこともできます)。
秋に向けて食欲が高まりつつある中で、このサイズ感は確かな喜びにつながります。
◆やっぱり月見はとろけてほしい
コメダの月見が素晴らしいのは、多くの人々が月見メニューに望むであろう願望がしっかり満たされている点。
とろけてほしいのは、まわりのソースではなくタマゴ部分のはずです。満月をイメージして作られたエッグオムレツは表面がこんがり香ばしくありながらも、中身はとろ〜り絶妙なバランスなのです。
マックの固ゆで感やケンタッキーの目玉焼き風を残念に感じる人にはぜひ試していただきたいほど、完成度の高いオムレツに仕上がっています。
◆お肉の厚みは食べ応えに直結する
そして最後にお伝えしたいのが、パティ(お肉部分)の存在感。マックやバーガーキングがビーフ100%にこだわるせいか、パティの厚みは2ミリ程度でうすっぺらい中、コメダのハンバーグは1センチ厚。このボリュームに安心感を抱く人は少なくないでしょう。
月見バーガーはタマゴ部分も大切ですが、バーガー全体のバランスが整っているからこそ、月が輝くということを再確認できました。さあ気になる人はぜひお試しを!
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12