逆にシワが増える!やってはいけない「目の下のケア」を医師が解説。正解ケアは“たった1つ”
SNSでバズった美容情報や、有名人の発信する美容情報を鵜呑みにしすぎていませんか? やり方が間違っていると、せっかくの努力が逆効果になることも!
肌の再生医療の専門家として5000人以上の患者さんを診てきた医学博士・北條元治先生は、「美容をがんばっている人が『間違った方法』で根を詰めてやってしまうことで、余計に良くない方向にいってしまうこともある」と指摘します。
北條先生の著書『40代の壁を乗り越える美容トレ「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA刊)より、間違いがちな美容のやり方・考え方に対して、医学的な正解を一問一答のクイズ形式でお届けします(以下、同書より抜粋・再構成)。
◆【問題】「目の下のたるみ・シワ予防」でやってはいけないことは?
A. 眼輪筋トレで目の周りを鍛える
B. 目の周りを保湿する
◆【正解】眼輪筋トレで目の周りを鍛える
正解はAの「眼輪筋トレで目の周りを鍛える」でした。
◆【解説】基本的には「保湿」が重要です
結論を言うと、「目の周りは保湿を心がける」の一択です。
目の下のたるみやシワを取ろうと頑張る方がやりがちなのは目の周りのマッサージや、眼輪筋トレーニングといったことです。
その他に、個人輸入でのレチノール等、表皮に影響を及ぼす薬剤の使用したり、ハイフ、サーマクールなどを局所に当てたりする方もいらっしゃるかと思います。それらはおすすめできないのですが、それが良くない理由をご紹介します。
1つ目は目の周りのマッサージ(目の周りをこする)・眼輪筋トレーニング。このような摩擦を伴うようなマッサージ全般はやめたほうがいいでしょう。目の周りはただでさえ皮膚が薄いのです。人間の皮膚の中で、一番薄い皮膚は上下眼瞼の皮膚です。だからゴシゴシ擦ると真皮部分のコラーゲンが断裂したりといいことは何もないので、摩擦を伴う強いマッサージは避けましょう。
また、眼輪筋トレーニングや眼輪筋剥がしも全く意味がありません。巷で話題になっているようですが、全部嘘っぱちだと思ってください。
◆頑張りすぎて逆にシワを増やす人も
2つ目は、個人輸入でのレチノール等、表皮に影響を及ぼす薬剤の使用です。市販で売っているような濃度の低いもの力価の低いものであれば大丈夫です。ただ現在、非常に力価の高いメディカルグレードのものが個人輸入で簡単に手に入るので、そういうもので一般の方がレチノール肌にしたりなどはおすすめできません。かなり難易度が高く、扱いにくいのです。
3つ目はハイフ、サーマクールなどを局所に当てること。面・全体としてやるのであれば、リフトアップとかの効果が出てきます。ただし、眼輪筋のように局所に当てて効果が出るということではありません。やってもあまり意味はないでしょう。基本的には「目の周りは保湿一択」ということで覚えてください。
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ポイント:頑張りすぎて逆にシワを増やす人も。目の周りは保湿だけを気をつけましょう。
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<北條元治 構成/女子SPA!編集部>
【北條元治】
形成外科医、医学博士。東海大学医学部客員教授。株式会社セルバンク代表取締役。自身の細胞を使って若返りを図る「肌の再生医療」の第一人者としてその普及に努める。YouTubeチャンネル(@cellbank-TV)でも積極的に情報を発信し、巷で流行する美容法についての解説動画などで高い支持を集める。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)など。
肌の再生医療の専門家として5000人以上の患者さんを診てきた医学博士・北條元治先生は、「美容をがんばっている人が『間違った方法』で根を詰めてやってしまうことで、余計に良くない方向にいってしまうこともある」と指摘します。
北條先生の著書『40代の壁を乗り越える美容トレ「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA刊)より、間違いがちな美容のやり方・考え方に対して、医学的な正解を一問一答のクイズ形式でお届けします(以下、同書より抜粋・再構成)。
A. 眼輪筋トレで目の周りを鍛える
B. 目の周りを保湿する
◆【正解】眼輪筋トレで目の周りを鍛える
正解はAの「眼輪筋トレで目の周りを鍛える」でした。
◆【解説】基本的には「保湿」が重要です
結論を言うと、「目の周りは保湿を心がける」の一択です。
目の下のたるみやシワを取ろうと頑張る方がやりがちなのは目の周りのマッサージや、眼輪筋トレーニングといったことです。
その他に、個人輸入でのレチノール等、表皮に影響を及ぼす薬剤の使用したり、ハイフ、サーマクールなどを局所に当てたりする方もいらっしゃるかと思います。それらはおすすめできないのですが、それが良くない理由をご紹介します。
1つ目は目の周りのマッサージ(目の周りをこする)・眼輪筋トレーニング。このような摩擦を伴うようなマッサージ全般はやめたほうがいいでしょう。目の周りはただでさえ皮膚が薄いのです。人間の皮膚の中で、一番薄い皮膚は上下眼瞼の皮膚です。だからゴシゴシ擦ると真皮部分のコラーゲンが断裂したりといいことは何もないので、摩擦を伴う強いマッサージは避けましょう。
また、眼輪筋トレーニングや眼輪筋剥がしも全く意味がありません。巷で話題になっているようですが、全部嘘っぱちだと思ってください。
◆頑張りすぎて逆にシワを増やす人も
2つ目は、個人輸入でのレチノール等、表皮に影響を及ぼす薬剤の使用です。市販で売っているような濃度の低いもの力価の低いものであれば大丈夫です。ただ現在、非常に力価の高いメディカルグレードのものが個人輸入で簡単に手に入るので、そういうもので一般の方がレチノール肌にしたりなどはおすすめできません。かなり難易度が高く、扱いにくいのです。
3つ目はハイフ、サーマクールなどを局所に当てること。面・全体としてやるのであれば、リフトアップとかの効果が出てきます。ただし、眼輪筋のように局所に当てて効果が出るということではありません。やってもあまり意味はないでしょう。基本的には「目の周りは保湿一択」ということで覚えてください。
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ポイント:頑張りすぎて逆にシワを増やす人も。目の周りは保湿だけを気をつけましょう。
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<北條元治 構成/女子SPA!編集部>
【北條元治】
形成外科医、医学博士。東海大学医学部客員教授。株式会社セルバンク代表取締役。自身の細胞を使って若返りを図る「肌の再生医療」の第一人者としてその普及に努める。YouTubeチャンネル(@cellbank-TV)でも積極的に情報を発信し、巷で流行する美容法についての解説動画などで高い支持を集める。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)など。