近年ますます取り組みが広がっている「SDGs」。「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)※」と言われても、まだまだとっつきにくいイメージの方も多いのでは?
※2015年に国連サミットで193の国と地域が採択した、環境や貧困、働きがいやジェンダー平等などの17の目標のこと。

実はスイーツの世界でも「SDGs」の取り組みは広がっており、身近なお菓子を食べるだけで貢献できるものがいっぱい。食品ロスを削減できるものや児童労働の撤廃に貢献できるものなど、地球と社会に優しいお菓子をufu.編集部が徹底調査しました!

【江崎グリコ】カプリコ・ポッキーの「ふぞろい品」で食品ロス削減

「ポッキー」「ビスコ」「パピコ」などのお菓子でおなじみの江崎グリコ。2014年12月、食品ロス対策の一つとして、「冬のくちどけポッキー ふぞろい品」の販売を開始。少し折れているものや一袋あたりの本数が通常と異なるものなどを集めて、お得な値段で販売しています。

さらに2021年の10月には「ジャイアントカプリコ<いちご>」のふぞろい品も発売。キュートなカプリコのキャラクターが描かれている楽しいパッケージです。いずれもコーンが欠けていたりするだけで、おいしさはそのまま。

このふぞろい品販売をはじめ、食品ロスの取り組みを行う江崎グリコでは、2022年には国内95%、グローバル全体では88%の食品ロスの削減が実現できたのだそう!(2015年比)ひとつひとつの商品に個性がある「ふぞろい品」シリーズ、味は同じなのにとってもお得なので、見かけた際はぜひ買ってみてくださいね。

<商品詳細>
「ジャイアントカプリコ<いちご>ふぞろい品」
価格:810円前後(税込)
「冬のくちどけポッキー ふぞろい品」 ※冬季限定
価格:346円前後(税込)

販売:オンラインショップ、新大阪駅や通天閣などの各お土産店、「PLAZA」の一部店舗にて販売
※いずれもタイミングや季節によっては販売しておりませんのでご注意ください。

【有楽製菓】「ブラックサンダー」でカカオ農家での児童労働撤廃を応援

大人気のチョコレート菓子「ブラックサンダー」シリーズも、実は食べるだけでSDGsに貢献できるんです!なんと、使用しているカカオ原料の100%は、児童労働問題に配慮されたものだからなのだそう。

取引しているカカオ農園の児童労働を禁止するだけではなく、カカオ原料に支援金を上乗せし、通常より高く購入することで、カカオ産地の課題を改善する活動を支援しているのだそう。 カカオ栽培技術指導による収穫量の増大、副業の支援による収入の安定化など、複合的にカカオ農家たちの暮らしを改善し、結果として児童労働が不要となる環境を目指しているのだとか。

この取り組みは、2018年秋ごろに現会長の河合伴治氏が児童兵(子ども兵士)に関する講演会を聴講した際、チョコレートにも児童による労働(カカオの栽培)があることを知り、社内議論がスタートしたことがきっかけなのだそう。

ふだん、なんとなく買い、食べているチョコレート菓子ですが、迷ったときはブラックサンダーを選んでみて。1人でも多くの子どもが救えるかもしれません。

<商品詳細>
「ブラックサンダーひとくちサイズ ナッツ&ショコラ」
・価格:149円(税込)
・発売:2024年1月16日(火)~
・販売:全国のコンビニエンスストア限定で発売

【セブン‐イレブン】「お店で作る!スムージー」でフードロス削減

フードもスイーツも、その美味しさに定評があるコンビニエンスストア「セブン-イレブン」。昨年からじわじわと販売店舗数を増やしてきた「お店で作る!スムージー」は、飲むだけでフードロス削減に貢献できるんです。

この商品は、多種多様なお弁当やお惣菜が並ぶセブン-イレブンならでは。サラダやグラタン等に使ったブロッコリーの残った茎の部分や、見た目や大きさで規格外品となり廃棄予定だった本来流通しないフルーツを調達し、一部使用しているのだそう。

様々な野菜やフルーツを使っていて素材の美味しさが楽しめるほか、各店舗にあるマシンで作るため出来立てが味わえます♡ 見た目が規格外でも、素材の味が同じならスムージーにしてしまおう、というアイデアが光る商品です。

<商品詳細>
「お店で作る!スムージー」
・価格:グリーンスムージー/いちごバナナソイスムージー/マンゴーパインスムージー(300円)、ベリーベリーヨーグルトスムージー(330円)
・販売:全国のセブン-イレブン
※一部店舗では取り扱いなし。2024年7月までに、全国に拡大予定(マシン設置可能店舗のみ)

【森永製菓】「DARS」など、チョコレート1個につき1円が、カカオ生産国の子どもたちへの寄付に(2024年1月4日~2月14日)

「ダース」や「小枝」を筆頭に、数々のチョコレートやスナック菓子、アイスクリームなどが人気の食品メーカー「森永製菓」。2008年より「1チョコ for 1スマイル」プロジェクトを開始し、チョコレート菓子の売上の一部を使い、カカオ生産国(ガーナなど)の子どもたちの教育支援やカカオ農家の自立支援を行っています。

年間を通して行う寄付に加え、年始めからバレンタインまでの<特別期間>では、対象のチョコレート1個の売上につき1円をカカオ生産国の子どもたちへ寄付しています。なんと、これまでの支援総額は2億7,679万円!

今年のバレンタインで手作りチョコレートを作るとき、自分へのご褒美にちょっとチョコレートをつまみたいとき、ぜひ「森永製菓」のものを購入してみてはいかがでしょうか。

<「1チョコ for 1スマイル」キャンペーン詳細>
・期間:2024年1 月4 日(木)~2 月14 日(水)
・対象商品:ダースシリーズ、カレ・ド・ショコラシリーズ、小枝シリーズ、カカオの力チョコレート、森永ミルクチョコレートシリーズ、ミルクココア、カカオの力<CACAO70>、板チョコアイス、パキシエル

ウフ。

ウフ。編集部スタッフ

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