イマドキなゴルフウェアを紹介してきた、ゴルフ連載がリニューアル!

今月から、より実践的な内容を東カレ的にご紹介。ゴルフがもっと面白くなるはずだ。

記念すべき第1回目は、元AKB48のゴルフタレント・山内鈴蘭さんに、ビッグドライブの極意を聞いた!


【vol.1】飛ばす
元アイドルが打ち明けた、ビッグドライブのヒ・ミ・ツ♡



スコアメイクの武器になる飛距離は、稼げるだけ稼ぎたい。

身長150cm台にして平均飛距離210ヤードを誇る山内鈴蘭さんに、“飛ばし”の秘訣を聞いた。



「身長153cmで元AKB48。最高飛距離は230ヤードです」

鈴蘭さんにとって「飛距離」の奥深さってなんですか?


2021年にAKB48を卒業後、ゴルフタレントとして活躍する山内鈴蘭さん。

小柄で愛らしいルックスは“アイドル”そのものだが、ドライバーの平均飛距離は210ヤード。「しっかり当たれば230ヤードまで出ることもある」という“飛ばし屋”だ。

「間違いなく、飛距離は私の最大のアドバンテージ。というのも、普段、レギュラーティーから回ることが多いので、ティーショットが飛ばないと、セカンドでピンを狙えないんです。

スコアメイクの点でも、しっかり飛距離をキープすることは絶対条件なんですよ」


「男性に飛距離で勝って、悔しそうな顔を見るのが好き(笑)」


男性の同伴競技者をオーバードライブすることもしょっちゅうだとか。

「他のスポーツに比べたら、割と性差関係なく対等に戦えるのもゴルフの魅力。飛距離で勝って、男性に“悔しい!”って言われるのは、正直、快感です(笑)」

では、単刀直入に聞いてみよう。ビッグドライブを叶えるコツは?

「見ていただくと分かるとおり、私は基本オーバースイング。これはジュニア時代から体に染み込んでいるものなので、マネすることはオススメしません。そもそも、身長のある男性には難しいと思います。

ただ、どんなスイングタイプにも共通して必要と言えるのは、“土台の安定感”“タメ”、そして“切り返し時の捻転”ですね」


鈴蘭さんに聞いた、“飛ばす”秘訣3カ条+アイテム!


1.重心は低く、どっしりと




土台となる下半身は、日々レッグプレスやスクワットで鍛えているとか。

ただワイドスタンスで立つのではなく、しっかり体幹を感じながら腹筋、背筋を意識して構えるのがポイント。太もも裏に入った筋肉のラインが鍛錬の証しだ。


2.“タメ”を作って、鞭のように




上半身を捻り上げ、テイクバックを大きくとるのが鈴蘭さん流。

行き着いたトップ時には、左目の視界にドライバーのヘッドが入ることもしばしば。ここでしっかりパワーを溜めに溜めたら、地面にその力を叩きつけるように切り返す。


3.体の中心から、絞り上げる




一見、体全体を使って飛ばしているように見えるが、ポイントは腰の向き。クラブが最下点を通過するより先に、腰を正面に切り返すイメージで捻転させる。

ちなみに、この日の鈴蘭さんのヘッドスピードは、男性顔負けの38m/sを記録した。




ボールはvolvikの「VIVID」、ティーは「TOUR TEE」を愛用。

凹凸の少ないボールと摩擦軽減のティーを組み合わせ、打球のスピンを軽減。飛距離を生み出す。


「曲がらない秘訣は怖がらずに振り切る!それに尽きます」


彼女が語る“飛ばしの3大要素”。その詳細は、前頁に記載したとおりだが……。

飛ばす=曲がる、という場合はどうしたらいいのだろうか。

「曲がらない秘訣は、振り切ること。インパクトで止めてしまうと、フェイスアングルが変わってしまう。だから曲がるんです。ビビらずに振り切る!これに尽きます」




ゴルファーなら誰でも直面する、曲がってしまう恐怖。克服するには「実践あるのみ」と話すが、道具がカバーしてくれる点も大きいとか。

「シャフト選びはすごく大事。純正のクラブは“万人”に合うように作られているので、本当の意味で“自分に合ったクラブ”とは言えませんよね。

ヘッドスピードやクラブの入射角など、細かいデータを計測し、それを基にシャフトからクラブを選ぶと驚くほど変わりますよ!」

彼女の愛用ドライバーはキャロウェイの「パラダイム」。通称、“カチャカチャ”と呼ばれる可変式ヘッドのため、その日のコースタイプによってシャフトを挿し替えているそう。

「広々としたコースではシンカグラファイトの『ネオ・ループ バブルライトEV』のRを。狭くピンポイントでターゲットを狙う必要のあるコースではUST mamiyaの『The ATTAS V2』の4SRを挿しています。

これまでクラブは一度決めたら浮気しないタイプでしたが、“曲がらず飛ばす”精度を高めたくて、今年はいろいろ試しているんです」

ゴルフ偏差値がそれなりに高くないとついていけないマニアックなクラブの話まで、目をキラキラと輝かせて話す鈴蘭さん。本当にゴルフが好きなのだろう。

では最後に、ゴルフで“キュン♡”とくる男性の所作について聞いてみると……。

「石川 遼プロがよくしているんですが、ナイスショットしたあとに、クラブをクルクルッと回転させて、刀を納めるように左脇にスッと落とす所作。あれはたまらないですね(笑)。

アメリカ・PGAツアーで活躍するコリン・モリカワもタイプ。あ、顔じゃなくて、彼のスイングと球筋が最高なんです♡」

ちなみに、コリン・モリカワの身長はプロの中では小柄な175cm、ドライバーの平均飛距離は294ヤード。

山内さんが求める男性の理想像はやはり高いが、そのスイングからは学べるものも多いはず。今すぐYouTubeで検索して観て学ぶべし。


今回、教わった場所は……コンディショニングルームとの“合わせ技”が実現
『LOUNGE RANGE 日本橋浜町』


全国に63店舗を構える24時間営業の会員制インドアゴルフ場。

ラウンド特化型のシミュレーター「TWOVISION」で、世界の200以上のコースを楽しめる。




こちらは8月14日にオープンした新店舗。広々としたコンディショニングルームの併設が特徴。


■店舗概要
店名:LOUNGE RANGE 日本橋浜町
住所:中央区日本橋浜町2-50-4 メゾン・ド・ヴィレ日本橋浜町 1F
URL:https://lounge-range.com/nihonbashi-hamacho


■プロフィール
ゴルフタレント・山内鈴蘭 1994年生まれ、千葉県出身。両親の影響で9歳からゴルフを始める。2009年、AKB48の9期生オーディションに合格し、デビュー。グループ卒業後はテレビやラジオ、YouTubeなどでゴルフタレントとして活動中。ベストスコア75。今回の衣装はすべて自身でプロデュースする『Gorurun』のもの