ブラジャーは、下向きにして、左右のワイヤーの中心あたり2か所を洗濯ばさみでとめて干す(画像提供:ワコール)

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 下着の適切な洗い方は長く愛用するためにも知っておきたい知識です。特に、ブラジャーとショーツは取り扱い方が大切。これらアイテムの正しい洗濯方法について大手下着メーカー・ワコールが解説します。

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■ブラジャーの洗い方

 ブラジャーはその素材と作りから、洗濯機で洗うと形が崩れたり、ワイヤーが歪んだり、生地が傷んだりする可能性があります。そのため、可能な限り手洗いを推奨します。

「ブラジャーは繊細な素材と形を崩さないように、基本的には手洗いをおすすめしています。まずは取扱い表示で素材や洗い方を確認してください。手洗いは面倒と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、毎日お風呂に入る時に洗うことを習慣にすると続けやすいと思います。洗剤は生地を傷めにくい下着用洗剤がおすすめです。

 直接肌に身に着けるものなので、こまめに洗濯をして清潔に保ちましょう」(ワコール宣伝部 津久井祐子さん/以下同)

【ブラジャーの洗い方】

水に浸す: 大き目の洗面器などにぬるま湯を入れて、洗剤をよく溶かします。ブラジャーのホックは止めておきましょう。パッドが入っている場合は、パッドを外しておきます。(パッドは別で優しくもみ洗い)

洗う:カップとストラップのつなぎめのあたりを持って、軽く振り洗いします。

すすぐ: 洗うのと同じようにして、すすぎます。その際、泡が残っていないか確認を忘れずに。

水気を取る:乾いたタオルで軽くおさえてブラジャーの水気を取ります。

乾かす: カップの形を整えてから、左右のカップの真ん中で二つ折りにし、ハンガーにかける、もしくは、ブラジャーを下向きにしてアンダー部分を2か所洗濯バサミではさみ、風通しのいいところで陰干しします。直射日光は色褪せの原因になるのでなるべく避けましょう。

■ショーツの洗い方

 次はショーツの洗濯方法。普通の下着であれば洗濯機で洗っても大丈夫ですが、レースやシルクなどのデリケートな素材のものは手洗いが必要です。

「ショーツを洗う際に気を付けたいのが、繊細な素材でできているレース部分を傷めないことです。まずは、取扱い表示で素材や洗い方を確認してください。素材によっては、ブラジャー同様に生地を傷めにくい下着用洗剤を使っての手洗いがおすすめです。清潔な下着を身に着けて、ここちよく過ごしましょう」

【ショーツの洗い方】

分類する: ショーツは色や素材によって分類し、洗濯します。

洗濯機を使う場合: ネットに入れてから洗濯機にかけると安心。

手洗いをする場合: ブラジャーと同じく、下着用洗剤か中性洗剤で洗い、しっかりとすすぎ、水切りを行います。

乾かす: 同様に風通しのよいところででウエスト部分を2か所洗濯バサミでとめて干します。直射日光は色褪せの原因になるのでなるべく避けましょう。

 これらのステップを踏むことで、それぞれが持つ素敵なデザインや機能性を保ちやすくなります。下着自体の寿命を延ばすことにも繋がります。美容に対する意識を持ちつつ、日々の下着ケアに取り組んでみてはいかがでしょうか。

【監修者プロフィール】

ワコール 津久井祐子さん

ワコール宣伝部にて広報・PRを担当。体の変化やTPOに合わせた下着選び、お手入れ方法など広く伝える活動などを行っている。