主人公・マヨが小学生の時に転校して行ったヒトミ。
幼少期に家庭環境が悪かった彼女は、転校先の学校でもうまく行かず、義理の父とも折り合いが悪く、元々持っていた依存的で破滅的な性格をより不安定にさせていた。
そんなヒトミはマヨが16歳になった頃、引っ越し先の高校を辞めてマヨの地元に帰ってきた。
「マヨ、私たち親友だよね……?」
地元に知り合いがいないヒトミにも、「新しく友達ができれば」と思い友達を紹介することにした。
しかしこれが、マヨの高校生活をかき乱す事件の始まりだった……。

奪う女 25話

電話もしてみますが、ダイスケさんは出てくれません。
するともう1通、メールが届きました。
「ヒトミちゃんって知ってる?
あの子が全部ミヨの嘘教えてくれたよ」
どうやらヒトミさんがマヨさんについて、2人に何かを伝えたようです。

ダイスケさんのメールによると、こういうことだそう。
偶然メル友になったヒトミさんが、ミヨ(マヨの偽名)を知っていた。
「ミヨ」という名前も偽りで、彼氏が何人もいる。
ダイスケさんとたくみさんは、おごらせるために一緒に遊んでいる……。
全くの事実無根です。
マヨさんはふるふると震えました。
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(ねぎまよ)