主人公・マヨが小学生の時に転校して行ったヒトミ。
幼少期に家庭環境が悪かった彼女は、転校先の学校でもうまく行かず、義理の父とも折り合いが悪く、元々持っていた依存的で破滅的な性格をより不安定にさせていた。
そんなヒトミはマヨが16歳になった頃、引っ越し先の高校を辞めてマヨの地元に帰ってきた。
「マヨ、私たち親友だよね……?」
地元に知り合いがいないヒトミにも、「新しく友達ができれば」と思い友達を紹介することにした。
しかしこれが、マヨの高校生活をかき乱す事件の始まりだった……。

奪う女 17話

当時特に仲が良かったメル友は、ダイスケさんとたくみさんでした。
ダイスケさんが適当な電話番号を押して送ったメールを、マヨさんが受け取ったのがきっかけです。
その後お互いの友達と一緒に会うことになり、マヨさんの友人が抜けてからは3人で遊ぶように。
事件が起こったのは……新しい友達との関係を深めようとしていた矢先のことでした。

たくみさんは長身イケメンで、マヨさんにとっても少し気になる存在でした。
2人の仕事終わりに合流してよく遊んでいたのですが……。
ある時マヨさんは、携帯に届いたメールを見て、白目で絶句します。
「ひさしぶり~、ヒトミだよ。覚えてるよね??」
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(ねぎまよ)