「USB」って、なんの略?【意外と知らない外国語雑学】

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OSやCPU、HDD、USBなど、コンピューター周りにあるさまざまな略語。なんの略だか、すぐにわかるものもあれば、意外に難しいワードもありますよね。今回は、日常でよく使うPC系の略語を4つご紹介!

最初のお題は…「USB」

USBメモリやUSBケーブル、パソコンやタブレット端末などについているUSBポートなど、ふだんから当たり前のように使っている「USB」。でも、これってなんの略でしょう? 

アルファベットだけ見ると、userやusabilityをイメージしそうですが、全然違います!

ヒント:最初の「U」は、大阪にある某テーマパークの頭文字「U」と同じです!

USBとは…

USBは、Universal Serial Busの略です!

それぞれの主な意味は、次のとおり。

universal:「一般的な、普遍的な」serial:「連続的な、直列の」bus:「バス(コンピューター用語:各内部装置を結ぶ信号路、伝送路)」

ざっくり直訳すると、「普遍的な直列の信号路」となり意味がわかりづらいですが、辞書では「汎用インターフェース規格」などと記載されています。

USBは、パソコンとさまざまな周辺機器を接続するための規格として1990年代後半に登場。最初の規格はUSB1.0で、その後普及し、2019年にはUSB4がリリースされています。

OSは、なんの略?

では、「OS」はなんの略でしょう?

正解は、

Operating System(オペレーティングシステム)です!

operate:「動く、働く、作動する、操作する」system:「体系、組織、仕組み」

OSは、コンピューターを動かすために必要なシステムソフトウェア。基本ソフトとも呼ばれます。

CPUは?

続いて、パソコンを買うときに必ずチェックする「CPU」を見てみましょう。

CPUは、Central Processing Unitの略。辞書には「中央処理装置、中央演算処理装置」と載っています。

central:「中央の、中心の、主要な」process:「処理する、加工する」unit:「一個、単位、装置一式」

ちなみに、CPUと同様の意味で使われるMPUは、Micro-Processing Unitの略。CPUもMPUも、コンピューターの中核となる装置で、性能が高いと処理速度もあがります。

HDDは?

最後に、HDDの表記をチェック。こちらは、Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略です。

hard disk:「硬い円盤」drive:「駆動装置」

HDDは、データを記録する機器のこと。ただ最近では、HDDに代わってSSD(Solid State Drive・ソリッドステートドライブ)が増えています。

SSDとは、フラッシュメモリで作られた大容量記憶装置。ハードディスクドライブと同様の使い方ができます。

OSやHDDなどは元の英語表記でも機能がイメージできますが、USBやSSDは略語のまま覚えたほうがわかりやすいかもしれませんね。

以上、意外と知らないPC系の略語4選でした!

参考資料:『現代用語の基礎知識』(自由国民社)『情報・知識 imidas』(集英社)『プログレッシブ英和中辞典』(小学館)『ビジネス技術実用英語大辞典V6』(プロジェクトポトス)『日本国語大辞典』(小学館)