ファーメンステーションとカンロが「マスクスプレー」「アロマスプレー」を開発。未使用資源を再生・循環した商品

規格外の飴から作る発酵エタノールを配合した「マスクスプレー」「アロマスプレー」

ファーメンステーションとカンロ株式会社が、未利用資源の再生・循環パートナーシップを結び、サーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指した取り組みをスタート。

カンロの工場で排出される規格外で販売不可の飴(削りかす・割れ等)を原料に、発酵アルコール(エタノール)を精製し、そのエタノールを活用したオリジナルの「マスクスプレー」「アロマスプレー」を開発しました。

カンロが掲げる「サステナブル」と「well-being」

「Sweeten the Future」

カンロは、2021年に策定したKanro Vision 2030「Sweeten the Future」で、拡大する事業領域の1つとしてキャンディという枠を超えて新たな市場と製品の創造を目指す「フューチャーデザイン事業」を発表しています。

「サステナブル」と「well-being」の2つをキーワードとして掲げ、将来的な事業化を視野に2022年より主要な取り組みを本格始動する予定です。

2022年夏以降に販売予定

今回の取り組みも、「フューチャーデザイン事業」のひとつ。規格外で販売不可能な飴を活用した原料をもとにアップサイクル(※)した日用品の共同開発・事業化が行われています。

2022年夏以降は規格外の飴から生まれたハンドスプレー・石鹸・ウエットティッシュ等、手や指先をクリーンにする「HAND」のための雑貨をヒトツブカンロ エコラインにて順次販売される予定です。

(※)アップサイクルとは
リユース(再利用)、リサイクル(再循環)と異なり、廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられたり有効活用されていないものを、さまざまなアイデアや手法でさらに価値の高いプロダクトに転換すること。

ファーメンステーションの未利用資源 再生・循環パートナーシップ

ファーメンステーションは「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をパーパスに、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップです。

未利用資源の活用において、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどのさまざまな未利用資源を再生することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発に取り組んでいます。

商品の特徴

マスクスプレー

マスクスプレーは、ラベンダー&ティーツリーのフレッシュな香りで、マスクにシュッとひと吹きするだけで快適なマスク生活を送ることができます。

アロマスプレー

アロマスプレーは、心安らぐヒバ&カルダモンの香りで、落ち着きたい時や癒されたい時にぴったりです。

循環型社会に向け、私たちにもできることを

ファーメンステーションの発酵技術とカンロの素材を活かしているため不純物が少なく再活用しやすい飴が結びつくことでできた発酵アルコール(エタノール)。今後も規格外の飴から作られた発酵エタノールで、日用品が開発される予定です。ぜひ、チェックしてみてくださいね!