実はデメリットの方が多い!? 社内恋愛すると大変な理由6つ
「ひそかに同僚に恋している」とか「上司とこっそり付き合っている」とか・・・仕事が行くのが楽しみになってしまう社内恋愛。公私ともに近くにいられる社内恋愛にあこがれを抱いている人も多いはず。でも意外と社内恋愛経験がある人って少ないってご存じ? 東晶貿易株式会社が20代〜40代の男女2,401人に行ったアンケートによると、約7割の人が「社内恋愛の経験がない」と答えていることがわかったのです。
ではなぜ社内恋愛にあこがれる人が多いのに、経験者が少ないのでしょう。社内恋愛に踏み切れない理由があるのでしょうか? 今回は社内恋愛のアンケートをもとにそのデメリットをまとめてみました。
社内恋愛経験のきっかけNo.1は「なんとなく・流れで」
社内恋愛に関するアンケートをしたところ、「社内恋愛の経験がある」という人は31.5%。その人達にきっかけを聞いたところ、「なんとなく・流れで」という人が26%で最も多いことが判明。同じ時間に仕事を共有しているなかで、気がつけば恋愛に発展しているというケースが多いようです。次いで「飲み会・お酒を通じて」が21%、「食事を通じて」が10%。仕事でかかわりがなくても、飲み会や社員旅行などで知り合うパターンも少なくないのかもしれません。
ちなみに「その他」には、「一目ぼれ」(40代後半男性)、「同期の子のキューピット役でアレコレ聞き出してたら、自分が好かれてしまった」(30代後半女性)、「体調不良で看病してもらった」(40代前半女性)などの意見も。やはり同じ職場というだけで、親近感がわきますし、お互いの生活が見えるので安心感があるのかもしれませんね。
社内恋愛の相手は「同僚」や「上司でない先輩」が約3割
では社内恋愛の相手は誰が多いのでしょうか? 付き合った相手を尋ねてみると、「同期」が最も多くて30.1%、次いで「上司ではない先輩」が29.7%、「部下ではない後輩」が21.8%でした。悩みを共感できたり、一緒にいる時間が自然と増える「同期」はやはり恋愛に発展する機会が多いのかもしれません。
■社内恋愛について、付き合った方を以下から選んでください。(N=757)
・同期 30.1%
・上司ではない先輩 29.7%
・部下ではない後輩 21.8%
・上司 21.7%
・部下 13.7%
バレないように恋愛を楽しむ…そのスリルが社内恋愛の醍醐味という人も。
社内恋愛で最も大変なことは「バレないように配慮すること」
社内恋愛をすれば会社に行くのが楽しくなるかもしれません。でもその一方で大変なことも多いようです。社内恋愛経験者に大変なことを尋ねてみると、6つのことがわかりました。
■社内の同僚と付き合う中で大変だったことを教えてください(複数選択可 N=757)
1位 交際が周囲にバレないように配慮する 54.3%
交際がバレると、転勤や異動が命じられる場合があったり、嫉妬やいじめの対象になるなどデメリットを感じる人が多いようです。
2位 周囲の目線を気にしないといけないこと 34.9%
社内恋愛はみんなの目線を集めるターゲットになること間違いなし。真実でないウワサが流れたり、予想以上にストレスがたまることが増えそうです。どんなに仲が良い人でも基本内緒にしておくのが無難かもしれません。
3位 別れた後の気まずい状態 28.3%
別れた後も顔を合わせる必要があるのが社内恋愛。もし破局した場合も、職場では淡々と接しないといけないというのはつらいことですね。
4位 公私を分けた態度をとらないといけないこと 27.6%
職場で言葉遣いを変えないといけなかったり、気持ちや感情を切り替えないといけないので、それが難しいという人も多いようです。
5位 ケンカ最中でも仕事で関わらないといけないこと 23.8%
ケンカ中でも仕事では怒りの気持ちを抑え、普通に接しないといけません。周囲に気を使わせないためにも、冷静を保たないといけないのは大変ですよね。
6位 一緒に休めない 14.0%
特にシフトでのお仕事をしている人に多い悩み。もし秘密で恋愛をしている場合は、有給休暇、連休を一緒に取りにくいのため、バレない工夫を考えなければなりませんね。
その他 4.8%
ちなみに社内恋愛をオープンにしている人は全体の1/4程度。意外と秘密にしている人が多く、「気づかれなかった」という声も多く聞かれました。バレないようにする工夫を聞いたところ、そのトップ3は、以下の通り。
●出勤退勤時間をずらす
●職場内でのルールを決める
●休日のデートは遠出をする
社内恋愛は上であげたようなデメリットがあります。しかしその一方で、「仕事ががんばれる」「一日中ずっと一緒にいられる」などのメリットもたくさんあります。社内恋愛をする場合は、それぞれの特徴をきちんと理解したうえで楽しむことが大切ですね。
最近は新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増えたり、社内イベントが減ったりしてなかなか社内恋愛のチャンスがないかもしれません。でも今後また状況が落ち着いたら、社内恋愛を狙ってみてもいいかもしれませんね。
■調査概要■
調査期間:2020年11月12日 18:39〜2020年11月13日 7:50
調査対象:20代~40代の男女2,401人(男性:1,061人・女性:1,340人)
調査エリア:全国47都道府県