モラハラ彼氏に振られて怒りが収まらない。イライラを解消したいアラサーのお悩み相談
今回の相談者はシトロンさん(27歳、看護師、結婚願望あり)、パートナー(36歳、医師、結婚願望あり)。寄せられた相談内容は、「上から目線で自分勝手な彼に振られました」。アラサーOLのこの悩み、ブログ「妖怪男ウォッチ」で大人気の妖怪男ウォッチャー・ぱぷりこが解決します!
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彼とは飲み会で出会い、お付き合いしました。家族のことや、彼が慕う先輩医師Aの恋愛話、仕事の内部事情を教えてくれるなど、それなりに信頼されていたと思います。しかし、私の容姿や内面を悪く言ったり、先輩医師の妻と私を比較し、「Aさんの奥さんは、遅くまで働いていて大変そう。それに比べてお前は暇そうだけど仕事してるの?」と言ったり、看護師を見下す発言もありました。それでも優しい彼を信じて、我慢していました。
付き合って半年経った頃、私の誕生日なのに彼は不機嫌でした。後から「誕生日おめでとう。最悪な日にしてごめん」と連絡が来ました。我慢していた気持ちが爆発して「なんで不機嫌なの?一緒にいてつらかった」と返信すると5日間既読無視。そのあと私の家に来て「好きだけど別れよう。結婚を考えたけど、俺は今の病院を辞めたい。だからシトロンの地元であるこの地で結婚すると、病院を辞めづらくなる。それに体の相性も合わない。既読無視は、真剣にシトロンとの将来のことを考えていたから。理解してくれてると思っていたのに理解がなくて傷ついた」と言われました。
後日、彼の同僚に別れを報告したら「実はこの前、先輩のAさんが飲みの席で『今の彼女でも他の女でもいいから妊娠した子と結婚すればいいよ』って言ってた。そしたらシトロンさん彼が『結婚か・・・』って悩み始めた。それがキッカケになった感じが否めない。フォローできなくてごめん」と言われました。医師が病院を辞めることは非常に難しい問題であると理解しています。しかし、それを私のせいにしたり、心ない発言をしたり不機嫌になる彼の器の狭さに苛立ちます。また、私達の関係に軽い発言をした先輩医師Aに対して、その発言がなければ別れなかったかもしれない、と思うと苛立ちます。復縁は希望していないので、放っておけばいいとは思いますが、どうしたら私の気持ちが晴れて、前を向くことができるでしょうか?
滅っ!!!!!!(登場音)コロナ渦以降、初のご相談。さっそく三滅すべき相手が登場したようです。「三滅」とは、「相手との関係を滅する」「相手から受けたダメージやモヤモヤを滅する」「執着や後悔を滅する」。今回「また彼と付き合いたい」と言われたら四滅(「執着を滅する」を追加)になるところでしたが、「復縁は希望していない」と書いてあって安心しました。元気にざくざく三滅していきましょう。
三滅ステップその1は「相手との関係を滅する」。すでにシトロンさんはこれをクリアしています。滅して大正解。なぜなら彼は典型的なハイスペモラハラ男だからです。
「容姿や内面を悪く言って見下す」「暇そうだと見下す」「看護師という職業で見下す」などの、典型的な「見下し発言」。さらには「理解してくれてると思っていたのに理解がなくて傷ついた」と相手のせいにする「お前のせいだ発言」。どこからどう見ても純度100%の妖怪モラハラ男です。
シトロンさんは「優しい彼」と言いますが、モラハラ男はだいたい「優しいアメと見下しモラハラのムチ」を使い分ける生き物です。最初は優しくして信頼させておいて、相手が「自分から逃げない」と判断したところで、どんどんモラハラモードを出していきます。付き合う前は「アメ・アメ・アメ・アメ・アメ」だったのが、付き合っていくうちに「アメ・アメ・ムチ・アメ・アメ」「アメ・ムチ・ムチ・ムチ・アメ」となり、最後は「ムチ・ムチ・ムチ・ムチ・ムチ」のエンドレスになります。恋人が「もう無理!」となったところでいったんまたアメを出して、別れるまでこの状態が続きます。
シトロンさんの関係は「アメ・ムチ・ムチ・ムチ・ムチ」ぐらいの段階であったように見えます。シトロンさんはモラハラを我慢して、かなりストレスが溜まっていました。その不満をぶつけたところ、「アメ」ではなく「ムチ=お前が悪いと罪悪感を抱かせる」「別れをちらつかせて黙らせようとする」をやられ、シトロンさんはそのまま別れました。別れを選ぶのは、すばらしい決断でした。ここで「私が信じていないのが悪かったの、もうなにも言わないから!」とさらに泥沼にはまる人がけっこういるからです。
まずシトロンさんは、相手が妖怪モラハラ男であることを認識し、モラハラ男の泥沼にはまらず、関係を切る決意をした自分を褒めてほしいと思います。ブラーボ、ブラーボ。
次は「相手から受けたダメージやモヤモヤを滅する」段階です。シトロンさんの相談はここに当たると思います。
彼の言葉は文句なしにひどいものなので、シトロンさんが傷ついたり、モヤモヤしたりするのは当然です。シトロンさんが気にしているのは、「別れたはずなのになぜまだこんなにイライラしているのか?」というところでしょう。理由は「過去に蓄積していたダメージが、自分で想像している以上に大きく重いから」だと思います。シトロンさんは付き合っている間ずっと我慢していた、と書いています。誕生日事件によってモヤモヤをはっきり伝えたけれど、それ以上のウンコ発言を投げ返されてそのまま別れています。これまで、10ぐらいモヤモヤが溜まっていたので1ぐらい伝えたら、倍返しにされたうえに、先輩のよくわからない発言も重なって、結局全然モヤモヤが減っていないどころか逆に13ぐらいに増えている、といった状況なのではないでしょうか。
なので、シトロンさんが別れたあともイライラするのは当然。だって、ウンコを投げつけてくることに「やめて」と言ったら、さらに石入りウンコを投げつけられたようなものですから。さらに悪いことに、相手にも逃げられて、もう反撃ができません。これはイライラ加速待ったなし。シトロンさんがイライラするのは当然です。ただ、もう彼とは会ってもさらに石入りウンコを投げつけられるだけなので、会わない方がいいでしょう。とはいえ、イライラはきちんと向き合ってきっちり発散しないといけません。よく「悪いことは忘れなよ」「楽しいことだけしようよ」という「ポジティブ信者」がいますが、私は反対です。ネガティブな感情は、大事な自分の感情のひとつで、目を背けたり、忘れなければいけないようなものではありません。ネガティブな感情があるからこそ、シトロンさんは「彼と別れる」判断ができて、自分がこれ以上傷つくリスクから逃れることができました。怒りは、自分を守ってくれたり、自分を前に進めてくれる大事な感情です。むしろ無理に抑えてしまうと、浄化が難しい「恨み」となったり、自分を攻撃してしまう「自己肯定感の低下」につながります。
ぜひ積極的に、イライラを最大限に解放しまくりましょう。シトロンさんは、イライラしている自分をきちんと認め、「そうなって当然だよ、がんばった自分」「自分を守れた」と誉めましょう。そして怒りましょう。
私がよくやるのは、「悪口大会の女子会」と、誰も読まない日記や非公開ブログにイライラしたことをすべて書き出す「セルフお焚き上げ」です。シトロンさんのように、私のような焚き上げ屋に頼むのも有効です。とにかくイライラは体内に溜めてはいけません。話す、書く、モラハラ滅ソングを歌う、モラハラ滅の舞を踊る、なんでもいいので「私はあの男にこんなことで怒っている」としっかり自分の言葉にして、自分の感情を認めてあげてください。1回で足りなければ2回でも3回でも、何回でもやってみてください。たまに息抜きは必要ですが、怒りを無視したり、埋葬したりしてはいけません。イライラをはやく滅するには、イライラを正面からきっちり見つめて、「私は怒っている」と自覚することが必要なのです。
二滅まで済んだら、だいぶ相手に対する感情は整理されると思います。最後の仕上げは「あの人は自分の幸せにはいらない人間だった」「一緒に過ごす縁がなかった」と思えるところまで、思う存分休んで、好きなことをしてください。趣味に没頭するでもいいし、友達と遊ぶでもいいし、新しいことを始めてみるのでもいいです。ここまでくると、だいぶ執着はなくなっているはずです。
もし「ああすればよかったかな」と後悔することがあったら、過去の「怒り爆発ノートの記録」を読み返したり、愚痴に付き合ってくれた友達に相談してみましょう。「あ、ここまで怒り狂ってたならやっぱり無理だわ」と冷静になれます。きっちり怒りを発散し、怒りのログと記憶を残すと、執着や後悔といった後退のリスクを避けられます。
まとめます。
復縁は希望していないので、放っておけばいいとは思いますが、どうしたら私の気持ちが晴れて、前を向くことができるでしょうか?三滅の法則を守るとよいでしょう。具体的にやってほしいのは、きちんと自分のイライラと向き合い、怒っている内容について全部しっかり吐き出しまくって言葉にすることです。「放っておけばいい」は、実はイライラを長引かせるだけで、全然回復に向かいません。切り傷を見ないふりして放置していたら膿んでしまうのと同じです。傷は、痛ければ痛いほどしっかり見つめて対応する必要があります。放置せず、見つめましょう。そして、怒っている自分を認めてあげてください。怒りは前を向くための大事な感情です。すでにシトロンさんはだいぶ言語化ができています。なので、あと一歩だと思います。オンライン飲み会や非公開ブログを駆使して、イライラにしっかり向き合って浄化してあげてください。心ゆくまで滅です!滅です!滅です!
http://www.m-on-ent.jp/form/andgirl_papuriko/andGIRL2020年6・7・8月号より イラスト/小迎裕美子
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今回のお悩み
イライラが止まりません
彼とは飲み会で出会い、お付き合いしました。家族のことや、彼が慕う先輩医師Aの恋愛話、仕事の内部事情を教えてくれるなど、それなりに信頼されていたと思います。しかし、私の容姿や内面を悪く言ったり、先輩医師の妻と私を比較し、「Aさんの奥さんは、遅くまで働いていて大変そう。それに比べてお前は暇そうだけど仕事してるの?」と言ったり、看護師を見下す発言もありました。それでも優しい彼を信じて、我慢していました。
後日、彼の同僚に別れを報告したら「実はこの前、先輩のAさんが飲みの席で『今の彼女でも他の女でもいいから妊娠した子と結婚すればいいよ』って言ってた。そしたらシトロンさん彼が『結婚か・・・』って悩み始めた。それがキッカケになった感じが否めない。フォローできなくてごめん」と言われました。医師が病院を辞めることは非常に難しい問題であると理解しています。しかし、それを私のせいにしたり、心ない発言をしたり不機嫌になる彼の器の狭さに苛立ちます。また、私達の関係に軽い発言をした先輩医師Aに対して、その発言がなければ別れなかったかもしれない、と思うと苛立ちます。復縁は希望していないので、放っておけばいいとは思いますが、どうしたら私の気持ちが晴れて、前を向くことができるでしょうか?
■滅です!
滅っ!!!!!!(登場音)コロナ渦以降、初のご相談。さっそく三滅すべき相手が登場したようです。「三滅」とは、「相手との関係を滅する」「相手から受けたダメージやモヤモヤを滅する」「執着や後悔を滅する」。今回「また彼と付き合いたい」と言われたら四滅(「執着を滅する」を追加)になるところでしたが、「復縁は希望していない」と書いてあって安心しました。元気にざくざく三滅していきましょう。
■三滅その1「相手との関係を滅する」
三滅ステップその1は「相手との関係を滅する」。すでにシトロンさんはこれをクリアしています。滅して大正解。なぜなら彼は典型的なハイスペモラハラ男だからです。
「容姿や内面を悪く言って見下す」「暇そうだと見下す」「看護師という職業で見下す」などの、典型的な「見下し発言」。さらには「理解してくれてると思っていたのに理解がなくて傷ついた」と相手のせいにする「お前のせいだ発言」。どこからどう見ても純度100%の妖怪モラハラ男です。
モラハラ男の泥沼にはまらず別れたのは英断!
シトロンさんは「優しい彼」と言いますが、モラハラ男はだいたい「優しいアメと見下しモラハラのムチ」を使い分ける生き物です。最初は優しくして信頼させておいて、相手が「自分から逃げない」と判断したところで、どんどんモラハラモードを出していきます。付き合う前は「アメ・アメ・アメ・アメ・アメ」だったのが、付き合っていくうちに「アメ・アメ・ムチ・アメ・アメ」「アメ・ムチ・ムチ・ムチ・アメ」となり、最後は「ムチ・ムチ・ムチ・ムチ・ムチ」のエンドレスになります。恋人が「もう無理!」となったところでいったんまたアメを出して、別れるまでこの状態が続きます。
シトロンさんの関係は「アメ・ムチ・ムチ・ムチ・ムチ」ぐらいの段階であったように見えます。シトロンさんはモラハラを我慢して、かなりストレスが溜まっていました。その不満をぶつけたところ、「アメ」ではなく「ムチ=お前が悪いと罪悪感を抱かせる」「別れをちらつかせて黙らせようとする」をやられ、シトロンさんはそのまま別れました。別れを選ぶのは、すばらしい決断でした。ここで「私が信じていないのが悪かったの、もうなにも言わないから!」とさらに泥沼にはまる人がけっこういるからです。
まずシトロンさんは、相手が妖怪モラハラ男であることを認識し、モラハラ男の泥沼にはまらず、関係を切る決意をした自分を褒めてほしいと思います。ブラーボ、ブラーボ。
■三滅その2「ダメージやモヤモヤを滅する」
次は「相手から受けたダメージやモヤモヤを滅する」段階です。シトロンさんの相談はここに当たると思います。
彼の言葉は文句なしにひどいものなので、シトロンさんが傷ついたり、モヤモヤしたりするのは当然です。シトロンさんが気にしているのは、「別れたはずなのになぜまだこんなにイライラしているのか?」というところでしょう。理由は「過去に蓄積していたダメージが、自分で想像している以上に大きく重いから」だと思います。シトロンさんは付き合っている間ずっと我慢していた、と書いています。誕生日事件によってモヤモヤをはっきり伝えたけれど、それ以上のウンコ発言を投げ返されてそのまま別れています。これまで、10ぐらいモヤモヤが溜まっていたので1ぐらい伝えたら、倍返しにされたうえに、先輩のよくわからない発言も重なって、結局全然モヤモヤが減っていないどころか逆に13ぐらいに増えている、といった状況なのではないでしょうか。
ネガティブな感情は忘れなければいけないようなものじゃない
なので、シトロンさんが別れたあともイライラするのは当然。だって、ウンコを投げつけてくることに「やめて」と言ったら、さらに石入りウンコを投げつけられたようなものですから。さらに悪いことに、相手にも逃げられて、もう反撃ができません。これはイライラ加速待ったなし。シトロンさんがイライラするのは当然です。ただ、もう彼とは会ってもさらに石入りウンコを投げつけられるだけなので、会わない方がいいでしょう。とはいえ、イライラはきちんと向き合ってきっちり発散しないといけません。よく「悪いことは忘れなよ」「楽しいことだけしようよ」という「ポジティブ信者」がいますが、私は反対です。ネガティブな感情は、大事な自分の感情のひとつで、目を背けたり、忘れなければいけないようなものではありません。ネガティブな感情があるからこそ、シトロンさんは「彼と別れる」判断ができて、自分がこれ以上傷つくリスクから逃れることができました。怒りは、自分を守ってくれたり、自分を前に進めてくれる大事な感情です。むしろ無理に抑えてしまうと、浄化が難しい「恨み」となったり、自分を攻撃してしまう「自己肯定感の低下」につながります。
イライラを正面から見つめて怒りを自覚するのが大事
ぜひ積極的に、イライラを最大限に解放しまくりましょう。シトロンさんは、イライラしている自分をきちんと認め、「そうなって当然だよ、がんばった自分」「自分を守れた」と誉めましょう。そして怒りましょう。
私がよくやるのは、「悪口大会の女子会」と、誰も読まない日記や非公開ブログにイライラしたことをすべて書き出す「セルフお焚き上げ」です。シトロンさんのように、私のような焚き上げ屋に頼むのも有効です。とにかくイライラは体内に溜めてはいけません。話す、書く、モラハラ滅ソングを歌う、モラハラ滅の舞を踊る、なんでもいいので「私はあの男にこんなことで怒っている」としっかり自分の言葉にして、自分の感情を認めてあげてください。1回で足りなければ2回でも3回でも、何回でもやってみてください。たまに息抜きは必要ですが、怒りを無視したり、埋葬したりしてはいけません。イライラをはやく滅するには、イライラを正面からきっちり見つめて、「私は怒っている」と自覚することが必要なのです。
■三滅その3「執着や後悔を滅する」
二滅まで済んだら、だいぶ相手に対する感情は整理されると思います。最後の仕上げは「あの人は自分の幸せにはいらない人間だった」「一緒に過ごす縁がなかった」と思えるところまで、思う存分休んで、好きなことをしてください。趣味に没頭するでもいいし、友達と遊ぶでもいいし、新しいことを始めてみるのでもいいです。ここまでくると、だいぶ執着はなくなっているはずです。
もし「ああすればよかったかな」と後悔することがあったら、過去の「怒り爆発ノートの記録」を読み返したり、愚痴に付き合ってくれた友達に相談してみましょう。「あ、ここまで怒り狂ってたならやっぱり無理だわ」と冷静になれます。きっちり怒りを発散し、怒りのログと記憶を残すと、執着や後悔といった後退のリスクを避けられます。
結論!
■イライラを無視せず、自分のために怒ろう
まとめます。
復縁は希望していないので、放っておけばいいとは思いますが、どうしたら私の気持ちが晴れて、前を向くことができるでしょうか?三滅の法則を守るとよいでしょう。具体的にやってほしいのは、きちんと自分のイライラと向き合い、怒っている内容について全部しっかり吐き出しまくって言葉にすることです。「放っておけばいい」は、実はイライラを長引かせるだけで、全然回復に向かいません。切り傷を見ないふりして放置していたら膿んでしまうのと同じです。傷は、痛ければ痛いほどしっかり見つめて対応する必要があります。放置せず、見つめましょう。そして、怒っている自分を認めてあげてください。怒りは前を向くための大事な感情です。すでにシトロンさんはだいぶ言語化ができています。なので、あと一歩だと思います。オンライン飲み会や非公開ブログを駆使して、イライラにしっかり向き合って浄化してあげてください。心ゆくまで滅です!滅です!滅です!
http://www.m-on-ent.jp/form/andgirl_papuriko/andGIRL2020年6・7・8月号より イラスト/小迎裕美子