企画展「大東京の華−都市を彩るモダン文化」江戸東京博物館で、明治〜昭和の“東京の街”を紹介

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企画展「大東京の華−都市を彩るモダン文化」が、東京・江戸東京博物館にて開催。会期は2020年8月25日(火)から11月23日(月・祝)まで。

明治・大正・昭和、移り行く東京の姿を紹介

企画展「大東京の華−都市を彩るモダン文化」では、江戸東京博物館が所蔵する版画、絵葉書、写真などを通して、明治、大正、昭和と、時代と共に発展する東京の姿を紹介。プロローグを含む全4パートで構成する。

プロローグ「近代、東京の幕開け」

プロローグでは、欧米諸国との対等な関係を築くため、西洋の制度や文化を積極的に取り入れた明治時代の東京の様子を紹介。西洋の様式を取り入れた大規模な建築が誕生した当時の東京の街並みを描いた錦絵や、上流階級の女性たちの華やかなドレスを展示する。

第1章「ひろがる大衆文化」

都市には劇場やカフェなど新しい娯楽の場が生まれ、丸の内はオフィス街として発展、それまでの呉服店は百貨店となるなど、西洋文化が庶民の生活の中にも浸透し始めた、明治末から大正期。第1章では、そんな時代に大衆の間で親しまれた、ポスターや氷鉢、絵葉書などの品々を集める。

第2章「よみがえる都市、大東京」

大正12年に発生した関東大震災で甚大な被害を受けた東京。しかし、大規模な復興事業により新たな建築や公園、道路、橋などの整備が進められたことで、東京は近代的な都市へと変貌し、“大東京”と称されるようになった。第2章では、版画や絵葉書、写真に写し取られた当該期の東京の姿を特集する。

第3章「華開くモダン文化」

洋装に身を包んだ“モダンガール”と呼ばれる女性たちが街を闊歩し、人々が自由にファッションを楽しみ、カフェやダンスホールなど、モダンな都市生活を謳歌するようになった1930年代。第3章では、震災を乗り越え賑わいを取り戻した東京とそこに集う人々にフォーカス。写真や洋服、家電などを集積する。

【詳細】
大東京の華−都市を彩るモダン文化
会期:2020年8月25日(火)〜11月23日(月・祝)
時間:9:30〜17:30(入館は閉館の30分前まで)
会場:江戸東京博物館 常設展示室内 5階企画展示室
住所:東京都墨田区横網1-4-1
観覧料:一般 600円、大学・専門学生 480円、中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円、中学生(都内)・小学生以下 無料
休館日:月曜日(8月31日、9月14日・21日、11月23日は開館)
※展示替えあり。(9月28日(月)、10月26日(月))


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