脇役にしておくのはもったいない!サッパリ和の風味「大葉」が持つパワー
清涼感のある香りと味から、薬味として料理に添えられることが多い大葉。もしかしたら、食べずに残している人も多いかもしれませんね。それって、とてももったいないこと。
なぜなら、大葉を食べることで下記のような効果に期待できるから。
β-カロテンの含有量はトップクラス大葉の代表的な栄養成分は、β-カロテン。疲労や老化、生活習慣病に関係する活性酸素を除去する抗酸化作用、免疫力アップに働く栄養成分です。
そして、β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換され、健康な皮膚・粘膜の維持、夜間の視力維持に役立つことでも知られています。
豊富なカルシウム大葉には、カルシウムも豊富に含まれます。厚生労働省が掲げる「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、カルシウムの欠乏が骨粗鬆症や高血圧、動脈硬化を招くことがあるとされ、18歳から69歳までの女性は、660〜662mg/1日摂ることが推奨されています。
カルシウムは、十分な量を摂取できていない人が多いと言われていますが、一度にまとめてたくさん摂っても吸収できる量は限られています。毎日バランスよく摂ることを意識して。
加熱調理で風味が広がる生だとたくさん食べるのが難しい大葉ですが、加熱調理をすればしんなりとして食べやすくなるでしょう。砂糖・醤油で味付けをした和食、クリームソースを使った洋食とも相性が良いので、いろいろな食べ方を試してみてください。
一度に食べきれないときは、湿らせたキッチンペーパーで包んでビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
大葉の旬は、7〜10月。秋の味覚であるさんまやしいたけとの食べ合わせで、美味しさプラス栄養面での相乗効果も狙ってみては?
【参考】
※ 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」- 厚生労働省
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【筆者略歴】
高木沙織
“美容”と“食”には密接な関係があることから、複数の「食」に関する資格を取得。イベント講師・執筆に携わる一方ヨガインストラクターとしても活動し、多角的に健康美作りをサポートする。