アナタはどの形?プロが教える顔型別「NGメイク」と「正解テク」
お顔の形はメイクのバランスを考えるときにとても大事なポイント。ご自身のお顔の形を意識しながらメイクをしたり、空間バランスを考えていくことが必要です。
そこで今回はロンドン、ニューヨークの有名雑誌やショーを担当してきた筆者が、それぞれ顔型別のNGメイクと正解メイク方法をご紹介します。
■1:丸顔
丸顔の方は全体的に丸く見える形状を作ることで、より顔の丸さが強調されてしまいます。アイライン、まつげの上げ方、アイシャドウ全てラウンドに入れるのはNGです。
アイライナーは、丸くならないように目尻を跳ね上げるなど線状に見える書き方がオススメ! 真ん中を太くすると余計ラウンドに見えてしまいます。
マスカラは、ビューラーで真上に上げるよりも少し扇形に作ってあげると良いです。
アイシャドウを目の形に沿ってまん丸に入れるのはNG。少し外側にグラデーションを広げましょう。
チークは丸く入れるのではなく、斜め上や、顔をシャープに見えるような入れ方をするとバランスが取りやすくなります。
■2:逆三角形
逆三角形型の方は、ハチを逆に強調させてしまう、横に広がるタイプのメイクがNG。
アイシャドーは、横に広げてぼかすのではなく、目に沿ってラウンドに入れていくことがオススメです。
眉が長過ぎると横のバランスを強調してしまうので、少し短めに描いてあげると良いでしょう。アイラインも同様です。
逆に頬は少し横にフワッと広がるように入れていくとバランスがとりやすいですよ。
■3:卵型
卵形のお顔は、比較的理想的でバランスが良い形と言われています。
しかし、アイシャドーの色味によっては老けて見えてしまう可能性があるので、似合う色味を探しましょう。一般的に濃い色味より自然な色味のアイシャドーの方がバランスを強調できます。
チークはフレッシュな色味が似合う方が多いです。また、少しツヤのでるクリームタイプやパール入りのものもオススメ。
■4:面長
目線を上げる効果のあるメイクをしてしまうと、より面長を強調することになるので気をつけましょう。
たとえば、眉と目の間を埋めてしまう色味のアイシャドー。上まぶたには、ナチュラルな色味で眉と目元をはさまないように余白を作ることがポイント。
濃い色味を使いたい場合は、キワを引き締めるような使い方がオススメです。頬の長さを強調しましょう。
またチーク・ハイライト・シェーディングでお顔の縦ラインを狭め、横に目線を持っていくことが大事です。
流行りのメイクを試すときも、お顔の形に合わせてそれぞれのNGポイント・オススメ方法を取り入れることが大事です。
ポイントを押さえて、洗練されたメイクテクを手に入れましょう。
【筆者略歴】
※ 小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。