歴史があるから信じられる? 偉人の恋も叶えた恋愛スポット3つ
日本に数ある縁結びスポット。その中には、歴史上の人物も通い、恋を成就させた伝説を持つ場所も。そこでプロのリサーチャーさんに、歴史上の人物にまつわる恋愛スポット3つを調査してもらった。
紫式部も通った縁結びの地「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」
世界文化遺産に登録されている「上賀茂神社」は、日本最古の神社の一つ。
その境内にある、縁結びの神様として古代から有名な「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」が祭られている「片岡社」。
ここは『源氏物語』の作者・紫式部が自身の良縁を願って足を運んだ場所だと言われている。
『新古今和歌集』にも「片岡社」で詠んだ式部の和歌が記されており、1000年以上経った現在でも恋愛のパワースポットとして人気を博している。
坂本龍馬も結ばれた「縁の木」
京都の「武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)」にある榎(えのき)は、樹齢約850年の大木で、坂本龍馬と妻のおりょうにまつわる逸話が残されている。
この神社はふたりが何度も訪れた地で、龍馬が命を狙われ離れ離れとなった時も、榎に「龍」の文字を彫り、自身の安否を伝えたそう。
この出来事をきっかけに、無事にふたりは再会を果たしたと言われている。この榎は「縁の木」とも読まれ、彼らを結びつけた縁結びの力は、今でも伝説となっている。
愛を取り戻す「貴船神社(きふねじんじゃ)」
京都の「貴船神社」は、恋愛成就の神様として知られている。そのきっかけとなったのは、平安時代の歌人・和泉式部。
彼女は夫の心変わりに思い悩み、神社を参詣して歌を詠んだ。すると、神から返歌があり、その後夫婦仲が円満に戻ったといわれている。
一度冷めてしまった夫婦の愛も取り戻すこの神社は、より愛を深めたいカップルにおすすめ。