本当に幸せになれる? 「交際0日婚」のメリット&デメリット
恋人同士としてのお付き合いがないまま結婚した方たち……いますよね。
たとえば、鈴木おさむさんと大島美幸さん。堀北真希さんと山本耕史さん。
要注意! 結婚後“5年以内に破局”するダメ男を見抜く方法5つ
前者のお二人は、飲み会のおふざけをきっかけに結婚したというのが有名な話ですが、今や誰もが認めるおしどり夫婦です。
そして、電撃婚として世間を騒がせた堀北真希さんは、山本耕史さんから熱心なラブレター攻撃を受けて、「交際とかじゃなくて結婚しましょう」と、まるでドラマのようなプロポーズをされました。
でも、正直なところ……交際ナシでいきなり結婚してうまくいくの?という疑問が、誰の頭にも浮かぶはずです。
何年も付き合っている恋人同士だって、結婚して1年もしないうちに「性格の不一致」なんて、意味不明な理由で離婚しちゃう昨今ですから。
今回は、交際0日婚のメリットとデメリット。
向いている人と向いていない人を考えてみたいと思います。
交際0日婚のメリット
交際0日婚のメリットとしては、結婚相手に「そういう一面があったんだ」という発見をしても、それなりに受け止められるということが挙げられます。
なぜなら、恋人同士として付き合う期間がないために、「うまくいかなかったら、別れればいいや」という発想が、そもそもないからです。
入籍を果たした時点で、それなりの覚悟はしているはず。
また、たとえ嫌なところを目の当たりにしても、可能な限り前向きに受け入れようとしますし、意外にもそれができてしまいます。
恋愛において一番楽しい時期は、お付き合いがスタートしてから3ヵ月くらいだといえますが、その間に新婚生活を送る交際0日婚の夫婦は、多少のことに目くじらを立てたりはしません。愛情が最高潮まで高まっているので、『許せる範囲』がそもそも広いのです。
さらに、交際0日婚には、「期待外れ」がありません。
交際時はあえて隠していた部分が、結婚により遠慮がなくなり露呈する、ということがないのです。
恋人同士の期間があって結婚するカップルが、減点方式だとすれば、交際0日婚夫婦は加点方式。「付き合っていた頃は○○だったのに、結婚したら××になった」という比較対象がないので、お互いを丸ごと受け入れやすいでしょう。
交際0日婚のデメリット
やっぱり、「お試し期間がないこと」です。
入籍前は気づかなかった欠点を結婚後に知って、それがどうしても許せない場合、電撃婚ののちにスピード離婚という汚点を人生に残すことになります。
具体的には、実は借金があったとか、無職を隠していた、他にオンナがいたなど。
家庭生活を送る上で致命的となるものが露呈したら、結婚の継続は難しいでしょう。
性格や価値観は長い時間を共に過ごす中でどうにかすり合わせができても、「お金」「仕事」「不倫」は結婚において妥協できませんので……。
交際0日婚と軽率な入籍は違います。
不誠実な隠し事を持つ人とは、長期間の交際を経ても幸せな結婚は成立しません。
根本的な見極めは怠らないことが大事でしょう。
いきなり夫婦! に向いている人
柔軟性に富むタイプや、楽観的で何事にも好奇心を持てるタイプが、交際0日婚に向いているようです。
また、「好き」と思った相手を情熱的に求め、価値観や人生観、ライフスタイルまで丸ごと愛せる人も向いているでしょう。
いきなり夫婦! には不向きな人
自分の信念やこだわりを強く持つタイプや、変化を楽しむことができないタイプは、勢いだけでいきなり入籍を果たしても後悔しかねません。
新婚期間は愛情でカバーできるにせよ、時間が経過するに従い、我慢できなくなってしまいます。
そして、熱しやすく冷めやすい人は、結婚に対してそもそも慎重になるべきでしょう。
好きで結婚したはずが、気づけばただの同居人と化している……
という状態になる可能性があります。
結婚に至るまでの流れは様々あって良いですし、交際0日でもうまくいく夫婦は、それこそ「運命の人」と巡り会えたのだと思います。
でもやっぱり、選ばれた人だけが成し遂げられる、稀有なスタイルなんじゃないでしょうか?
少なくとも、電撃婚に憧れるだけで実現できるものではないといえます。
結婚は一生続く生活そのものですから、生涯のパートナーを選ぶ時は慎重に。
自分の性格や好きな人への愛情度合いを見極めた上で、「いきなり結婚した方が、むしろうまくいく」「いや、たぶんムリ」と、冷静に判断するのが良さそうです。
(ライター:岡崎咲)