スタジオジブリ最新昨『思い出のマーニー』の世界を三次元空間のアートで楽しめる展覧会

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現在上映中のスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』は、すでにご覧になった方も多いのでは? 心を閉ざした12歳の杏奈と、青い窓の部屋に閉じ込められた金髪の少女・マーニー。ふたりの少女の幻想的な物語の舞台となった湿っ地(しめっち)屋敷が、キノコの森が、牧場のサイロが、二次元の世界を飛び出して、立体的に体感できる展覧会をご紹介!

江戸東京博物館(墨田区)では、9月15日(月・祝)まで、「思い出のマーニー×種田陽平展」を開催中。この展覧会では、美術監督を務めた種田陽平が、映画「思い出のマーニー」の世界を巨大空間アートで表現。アニメーションの世界を、実写映画美術の技で三次元の空間に建ち上げて、映画美術の魅力をより深く知ってもらおうという試みに。映画に登場するあらゆる小道具や装飾のディテールにも徹底的にこだわっているので、訪れた人は「マーニーのいる世界」を体感できるはず!

これまでに岩井俊二、三谷幸喜、クェンティン・タランティーノなど、国内外の監督から実写映画の美術監督として厚い信頼を得ている種田陽平は、この映画で初めてアニメーション映画の美術監督を担当。自ら美術監督を務めた初のスタジオジブリ作品ということで、展覧会でも物語の深い部分まで表現されており、貴重な映画の美術資料も併せて多数の展示があるとか。

主人公の杏奈になって、実写映画版の「思い出のマーニー」のセットに迷い込んだような気分で、もうひとりのヒロイン・マーニーを探してみるのもオススメ!